海上保安庁では、日頃から業務遂行の基礎となる制圧力や救難技能の維持・向上に努めていますが、更なる士気の高揚と現場力の向上を図るため、令和6年12月4日、第三管区海上保安本部横浜海上防災基地において「制圧」、「拳銃」及び「人命救助」の3競技を競う「警備救難競技全国大会」を開催しました。
本大会は、昭和59年に第1回大会が開催されて以降、今回が21回目の開催となり、大会当日は全国11の管区と海上保安大学校、海上保安学校から厳しい選抜を勝ち抜いた海上保安官115名の精鋭たちが横浜に集いました。
「制圧」の部では、各チーム5名の団体戦により、警棒や警杖などを用いて相手を制圧する技能を競い、「拳銃」の部では、拳銃射撃の基本技能と犯人等を拳銃により制圧する場合に必要とされる射撃技能を競い、「人命救助」の部では、船内で倒れた人の一連の救助を想定した競技を実施し、その正確性及び迅速性を競いました。
大会では、各管区等の代表選手により、日々の現場業務や訓練において培われてきた技能及び精神力が遺憾なく発揮される中、見事、第七管区海上保安本部が総合優勝を果たしました。
引き続き、海上保安官は国民の皆様の安全・安心を守り抜くため現場業務や訓練に励み、国民の皆様の期待に応えていきます。

制圧の部

拳銃の部

人命救助の部