海上保安庁は、令和6年11月21日、公益社団法人燈光会、スコットランド北部灯台局及びマル・オブ・ギャロウェイ・トラストとともに、犬吠埼灯台(千葉県)とマル・オブ・ギャロウェイ灯台(スコットランド)の姉妹灯台提携に関する協力覚書に署名しました。
姉妹灯台の提携は世界初の取組であり、起源や地理的特徴などが似ている2つの灯台を結びつけることにより、両灯台に関連する地域の観光振興や国際交流が促進されることが期待されます。
両灯台はともにスコットランド人技師によって設計された灯台で、犬吠埼灯台を設計したブラントンは、来日する際に、マル・オブ・ギャロウェイ灯台の設計者であるロバート・スティーブンソンの家族が経営するスティーブンソン事務所で技術研修を受けており、両灯台の設計者同士についても共通点のある灯台です。
今後、この提携に基づく協力として、両灯台の歴史や灯台技師ブラントンの貢献等に関する写真やビデオなどの相互展示、人的交流と情報交換を目的とした両灯台の相互訪問等を実施することを予定しています。また、この提携は世界初の取組として国際航路標識機関(IALA)の理事会においても紹介され、諸外国からも高く評価されました。

オンライン署名式

犬吠埼灯台

マル・オブ・ギャロウェイ灯台