令和6年1月2日午後5時47分頃、羽田空港のC滑走路上にて、令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の被災地へ支援物資を輸送する任務にあたっていた海上保安庁航空機MA722（ボンバル300）と日本航空機JAL516便が衝突する事故が発生しました。

当該衝突事故では、日本航空機の乗員乗客379名は全員脱出できましたが、海上保安庁航空機の乗員については、6名中5名が殉職し、1名が重傷を負いました。

事故の原因については、運輸安全委員会による調査が行われていますが、海上保安庁では、事故当日に現場に対し、安全運航の徹底を指示したほか、令和6年1月5日に各種マニュアルの緊急点検や、その履行状況の確認などを行う緊急安全点検を実施し、安全意識の高揚と事故防止のための基本事項の徹底を図りました。

引き続き、関係機関と連携して安全対策の強化を図るとともに、今後の事故調査によって判明した事実に基づき、更なる安全対策を講じていきます。

海上保安庁としましては、事故を二度と起こさないという決意のもと、航空機はもちろん、船艇についても安全運航を強く推進していき、国民の皆様の期待に応えていきます。