海上保安レポート 2016

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 法治平安の海を護る


海上保安官の仕事


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 交通の安全を守る


語句説明・索引


図表索引


資料編

TOPICS 海上保安の一年 > 13 平成28年熊本地震への対応
TOPICS 海上保安の一年
13 平成28年熊本地震への対応
ヘリコプターによる負傷者搬送
ヘリコプターによる負傷者搬送
 
給水支援(熊本港)
給水支援(熊本港)
 
巡視船「でじま」による支援活動(熊本港)
巡視船「でじま」による支援活動(熊本港)

平成28年4月14日午後9時26分、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード6.5(暫定値)の地震が発生し、最大震度7を観測しました。また、4月16日午前1時25分には熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3(暫定値)の地震が発生し、最大震度7を観測したほかその後も断続的に地震が発生しました。これらの地震により、多くの家屋が倒壊するなど、熊本県・大分県を中心に九州各地で甚大な被害が発生しました。

海上保安庁では、地震発生後、直ちに巡視船艇・航空機等により、沿岸部の被害状況調査を行うとともに、航行警報等により付近船舶に対し情報提供を行ないました。

また、熊本県等からの要請に基づき、航空機により、負傷者、入院患者等の緊急搬送を実施したほか、巡視船・航空機等による給水・食料支援、入浴提供等の住民支援を行っています(4月28日現在)。

さらに、これらの支援活動については、SNSなどを活用し、被災者の方々にお知らせしています。

海上保安庁では、政府の一員として、今後も大規模な災害が発生した際には機動力を活かし、被害状況調査、人命救助、支援活動を実施していきます。


給水支援を行う巡視船「あまぎ」と給水を待つ長蛇の車列
給水支援を行う巡視船「あまぎ」と給水を待つ長蛇の車列
巡視船「おおすみ」入浴、充電、給水支援を実施中(八代港)
巡視船「おおすみ」入浴、充電、給水支援を実施中(八代港)