我が国は、四方を海に囲まれ広大な海域を管轄しており、この海から様々な恩恵を受けてきました。そして、我が国は、海洋国家として、「開かれ安定した海洋」を追求しています。
この「開かれ安定した海洋」は、法の支配という基本ルールに基づく秩序に支えられており、我が国は、法治国家として、また、国際社会の一員として、この秩序を守っていかなければなりません。
海は、貿易の航路として、資源の宝庫として、私たちに様々な恩恵を与えてくれますが、その一方で、大自然の猛威による様々な危険を孕むとともに、海洋権益を巡る国家間の争いや密輸・密航などの国際犯罪の舞台となり得るのです。
私たちは、この海洋国家において、健全で安全な生活と経済活動を営むために、こうした危険や事態を克服しなければなりません。
このため、海上保安庁は、海での様々な取組みを通じて、法に支配された秩序ある海を保ち、また、人々が、安心して、平和で安全な海とともに暮らせるように、法治平安の海を護っていきます。
法治平安の海=「法に支配された秩序を保ち、また、日本や外国の人々が平和に安心して暮らせる海」