Column Vol.19
新たに就役した測量船「さくらひびき」をご紹介します
海洋情報部企画課
新たに就役した測量船「さくらひびき」をご紹介します
海洋情報部企画課
令和6年12月19日、27メートル型測量船「さくらひびき」が第十管区海上保安本部に就役しました。同型の測量船は平成30年3月に第三管区海上保安本部に就役した「はましお」に続いて2隻目となります。
「さくらひびき」の船名は、一般公募の結果、桜島を示す「さくら」と水深や潮流を調査する手法である音響を示す「ひびき」を組み合わせて名付けられました。「ひびき」の名称が使用される測量船は初めてとなります。
第十管区海上保安本部における従前の測量船「いそしお」に比べ、全長は約21mから約27m、総トン数は27トンから62トンになり、全体的に大型化しました。航続性、堪航性が向上し、行動範囲が拡大することから、より深い水深の海域でも調査できるよう観測機器の性能も強化しています。
「さくらひびき」は「いそしお」と同様に、鹿児島湾をはじめ第十管区海上保安本部管内の水路測量や海潮流観測等の海洋調査に従事し、航海安全等に大きく貢献していきます。

新たに就役した測量船「さくらひびき」と桜島

「さくらひびき」と乗組員(引渡式にて)