Column Vol.20
MCTパラオ派遣奮闘記〜熱さと暑さ〜
総務部国際戦略官
MCTパラオ派遣奮闘記〜熱さと暑さ〜
総務部国際戦略官
MCT ( Mobile Cooperation Team ) では、外国の海上保安機関に対して様々な能力向上支援を実施しています。2023年8月には、日本財団及び笹川平和財団の支援により、約2週間、パラオにMCT4名を派遣して救難に関する技術の支援を行いました。今回、派遣隊員4名は総員潜水士OB(うち2名は特殊救難隊OB)という、万全の体制で派遣に臨みました。
当庁の「救魂」を伝授すべく熱い気持ちを持って挑んだ隊員でしたが、パラオは北緯7度30分に位置し、8月は雨期とはいえ強烈な日差しが降り注ぐ中での洋上訓練、日本人の肌には厳しすぎる想定外の環境に悩まされました。
ゴムボートに乗船して終日救難の指導を担当した50代隊員は、日焼け対策を怠ったため肌は真っ赤に焼け、研修生から「Are you OK?」「Wahaha!」と心配(笑われ)されるしまつ。ヒリヒリと痛さに耐えながら1週目を乗り越えたところで、途中帰国する笹川平和財団職員から余った日焼け止めをいただき、2週目は真っ白になるほどに日焼け止めを塗りまくり、何とか派遣を終えることができました。
そんな世界各地での様々な環境や困難を乗り越え、MCTは2024年1月のミクロネシア・マーシャル諸島への派遣で、MCT発足後、通算派遣回数100回を達成しました。今後も、世界各地への派遣に備え、業務に励みます。
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派遣隊員