海水には、塩素イオンやナトリウムイオンをはじめとして、天然にある92の元素の全てが溶け込んでおり、これが塩辛さの原因となっています。 普段口にしている塩は、塩化ナトリウムで出来ています。このことから考えても、海が塩辛いことがわかりますね。 でも、大昔、地球が誕生した約45億年前の海水は、塩辛いというより酸っぱかったようです。 誕生当時の地球は高温で、内部から吹き出した多量のガス中に水素、水蒸気、塩素が含まれていました。 そして、地球の温度が下がってくると、空中にさまよっていた水蒸気が冷やされて、雨となって地上に降りそそぎました。 再び地球の温度が上がってくると、今度は地下に浸透した…
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