Column Vol.02
航路を照らして50年♪ 残波岬灯台ライトアップ
第十一管区海上保安本部 那覇海上保安部交通課
航路を照らして50年♪ 残波岬灯台ライトアップ
第十一管区海上保安本部 那覇海上保安部交通課
第十一管区海上保安本部那覇海上保安部が管理する残波岬灯台(ざんぱみさき、沖縄県読谷村)は、全国に16基ある「のぼれる灯台」の1つであり、南西諸島随一の高さ31m(地上から灯塔の頂部まで)を誇ります。高さ約30mの断崖絶壁が約2kmにわたって連なる残波岬に位置し、東シナ海を一望 できることから観光名所としても人気の灯台となっています。
その残波岬灯台が、昭和49年3月30日の初点灯から令和6年3月で50周年を迎えたことから、那覇海上保安部では、令和6年10月26日、50周年記念行事として、初めての試みである灯台ライトアップ及び夜間一般公開を開催しました。
多くの方に来てもらうため、灯台の所在地である読谷村役場に企画を説明したところ、同日開催される読谷まつり用の広報ポスター、パンフレットへの掲載を快諾いただくとともに、イベント当日には、読谷まつり会場の舞台で広報活動も実施させていただくなど、地元自治体の積極的な協力により、観光拠点としての「残波岬灯台」の重要性について再認識することができました。
広報活動の効果もあり、約2時間の夜間一般公開には、総勢365名が来場しました。普段とは異なるライトアップされた幻想的な姿に感動した沖縄県民や観光客から「50周年おめでとう!」という声が聞かれるなど、地元のシンボルである灯台の50歳が盛大に祝福されました。
残波岬灯台は、これからも地元に深く愛されながら、船の安全を見守り続けていきます。

幻想的に輝く残波岬灯台