海上保安レポート 2025

はじめに


TOPICS 海上保安の1年


特集 平和で美しく豊かな海


目指せ!海上保安官


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 生命を救う

2 治安の確保

3 領海・EEZを守る

4 青い海を守る

5 災害に備える

6 海を知る

7 海の事故を防ぐ

5 災害に備える > Column Vol.17 令和6年奥能登豪雨への対応
5 災害に備える
Column Vol.17
令和6年奥能登豪雨への対応
第九管区海上保安本部 総務部総務課

令和6年9月下旬、石川県奥能登地域を中心に発生した記録的な豪雨により、同年元旦に発生した能登半島地震で生じた被害からの復興途上にあった同地域において、土砂災害、河川の氾濫、家屋の倒壊・浸水など甚大な被害が発生しました。

同月21日には、石川県(輪島市、珠洲市、能登町)に大雨特別警報が発令され、第九管区海上保安本部では、人命救助を最優先に適切かつ迅速に対応するため、災害対策本部を設置し、石川県庁等地方公共団体へ職員を派遣して情報収集を実施するとともに、航空機による沿岸地域の被害状況の調査を実施し、これらの映像を地方公共団体や報道機関に提供しました。また、各地で行方不明者が発生したため、巡視船艇、航空機及び潜水士等により、海上捜索や沿岸の潜水捜索等を実施しました。

巡視船「やひこ」潜水士による潜水捜索
巡視船「やひこ」潜水士による潜水捜索
9月21日 新潟航空基地所属航空機による被害状況調査
9月21日 新潟航空基地所属航空機による被害状況調査