Column Vol.09
全国初!飲酒運航の遊漁船船長を秋田保安部が摘発
第二管区海上保安本部秋田海上保安部
全国初!飲酒運航の遊漁船船長を秋田保安部が摘発
第二管区海上保安本部秋田海上保安部
秋田保安部では、遊漁船の船長が常習的に飲酒した状態で遊漁船を運航している事実を認めたため、秋田県に対して情報提供を行ったところ、令和5年4月、「遊漁船業の適正化に関する法律」に基づき、秋田県知事から遊漁船の船長に対して「遊漁船業務中に飲酒をしない、酒気帯び状態での遊漁船業務の禁止」等の業務改善命令が発出されていました。
しかし、その後も飲酒した状態で遊漁船を運航している疑いがあったことから、令和5年5月某日、釣り客等6名を乗船させて遊漁船の運航を終え、帰港した直後に遊漁船の船長の呼気検査を実施した結果、呼気1ℓ中0.5mgのアルコール分が検出されたことから、秋田県知事からの業務改善命令に違反したものとして、全国でも初めて、遊漁船の船長を現行犯逮捕したものです。
海上保安庁では、今後も関係機関と連携しながら船舶の飲酒運航に対して厳正に指導・取締りを行い、安全で安心な海の実現を目指していきます。
対応した職員の声
秋田海上保安部 警備救難課 警備係長
麻生 巧
捜査活動や機を逸することなく行った他の遊漁船への安全指導により、飲酒運転による重大事故の未然防止に寄与することができ、海上保安官として充実感及び 達成感を得ることができました。