我が国周辺海域では、衝突や転覆、乗揚げ、火災等、様々な海難が発生しています。
海上保安庁では、巡視船艇や航空機を出動させるほか、「特殊救難隊」、「機動救難士」等、高度な専門技術を有するスペシャリストを派遣するなどして、人命の救助や火災の消火等、様々な活動を全力で行っています。
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1 生命を救う
CHAPTER I. 海難救助の現況
我が国周辺海域では、衝突や転覆、乗揚げ、火災等、様々な海難が発生しています。 海上保安庁では、巡視船艇や航空機を出動させるほか、「特殊救難隊」、「機動救難士」等、高度な専門技術を有するスペシャリストを派遣するなどして、人命の救助や火災の消火等、様々な活動を全力で行っています。 令和5年においては、5月の鹿児島県甑島における火災船事案、8月の沖縄県下地島沖におけるダイビング船転覆事案など、1,798隻の船舶事故が発生し、海上保安庁では、令和5年、計455隻、1,487人を救助しました。 1 巡視船艇・航空機の出動状況
海上保安庁では、巡視船艇延べ2,672隻、航空機延べ702機を出動させるなどして救助活動を行いました。 2 「118番」による通報(第一報)の状況
令和5年に海上保安庁が認知した人身事故2,378人、船舶事故1,798隻のうち、緊急通報用電話番号「118番」による通報(第一報)を受けた件数は1,873件であり、このうち1,317件が携帯電話からの通報でした。 |