海上保安レポート 2016

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 法治平安の海を護る


海上保安官の仕事


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 治安の確保

2 生命を救う

3 青い海を守る

4 災害に備える

5 海を知る

6 交通の安全を守る


語句説明・索引


図表索引


資料編

6 交通の安全を守る > CHAPTER I 船舶事故の現況
6 交通の安全を守る
CHAPTER I 船舶事故の現況
平成27年の現況
船舶事故隻数

平成27年の船舶事故隻数は2,137隻であり、平成26年と比べ21隻減少しました。

これらの船舶事故を船舶種類別に見ると、プレジャーボートが935隻(44%)と最も多く、次いで漁船が600隻(28%)、貨物船が268隻(13%)となっています。さらに、事故種類別に見ると、衝突が620隻(29%)と最も多く、次いで機関故障が351隻(16%)、乗揚が263隻(12%)となっています。

また、死者・行方不明者を伴う船舶事故は37隻で、平成26年と比較すると12隻減少しました。

船舶事故隻数及び死者・行方不明者を伴う船舶事故隻数は平成13年から開始した統計手法では最少となっています。


船舶事故隻数、死者・行方不明者を伴う船舶事故隻数
及び船舶事故による死者・行方不明者数の推移
船舶事故隻数、死者・行方不明者を伴う船舶事故隻数及び船舶事故による死者・行方不明者数の推移

平成27年船舶種類別事故発生状況
平成27年船舶種類別事故発生状況
平成27年事故種類別事故発生状況
平成27年事故種類別事故発生状況

船舶事故の原因別・海域別発生状況

発生原因としては、人為的要因によるものが1,583隻で全体の74%を占めており、このうち、見張り不十分が429隻(20%)と最も多く、次いで操船不適切が290隻(14%)、機関取扱が242隻(11%)となっています。


平成27年船舶事故の原因別発生状況
平成27年船舶事故の原因別発生状況