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海水浴を楽しむために・・・ 


 

行く前に


 気象・海象を調べましょう
・ 事前にインターネットやテレビ、ラジオなどで天候をチェックしましょう。
・ 警報、注意報が発令されているときはもちろん、天候の悪化が予想されるときは、中止しましょう。
 連絡手段を準備しよう
・ 携帯電話を防水パックに入れれば、水濡れ安心、浮くので水没もしません。
 浮き輪などの点検をしましょう
・ 海で使う浮き輪やビニールボートなどは、事前に膨らませて空気漏れがないか点検しましょう。



海に入る前に


 体調は大丈夫ですか
・ 体調不良は事故の元です。海水浴は思いのほか体に負担がかかります。睡眠不足や風邪を引いたりして体調が悪いのなら、海水浴は止めておきましょう。
 準備運動をしましょう
・ 泳ぐときは、普段の生活で使われない筋肉が使われます。いきなり急な運動をすることにより、筋肉がけいれんを起こしたりしてとても危険です。 海に入る前に念入りに準備運動を行いましょう。




海に入る時は


 いきなり飛び込みは避けましょう
・ 暖まった体が急に冷やされて、筋肉のけいれんを引き起こして溺れることがあります。ゆっくりと体を慣らすように、浜から歩いて海に入りましょう。




泳いでいる時は


 無謀な泳ぎはやめましょう
・ 泳ぎに自信があるからと、いきなり沖合に泳ぎ出すのは危険です。 沖のブイ手前で力尽きて沈んでしまった人もいます。
 戻れなくなったときは
・ 沖に出て戻れなくなったときは、まずは助けを求めましょう。
  大きく手を振ったり、大声を出して、周囲の人に気づいてもらいましょう。 恥ずかしいなどと言っている場合ではありません。
 潮の流れに注意しましょう
・ 海には様々な潮の流れがあります。 特に、沖に向かって流れる離岸流は要注意です。
  また、潮の流れがあるところでは、急に温度が下がって心臓発作を起こすこともあるので、十分な注意が必要です。
□ 潮に流されたときは
・ 離岸流などの潮に乗って沖に流されたときは、潮の流れに逆らって泳がず、流れに対して横に泳いで逃げましょう。
  流れから外れてから浜に向かって泳ぐと無理なく帰ることができます。 潮の流れは思いのほか速く、泳ぎに自信があっても負けてしまいます。

 
    離岸流ってなあに?

 わかりやすい解説ページ : 沖に流される怖~い流れ、離岸流(りがんりゅう)に気をつけて!(八管区作成資料、ビデオあり)
 
 離岸流ってなあに?(啓発用ビデオ、(財)日本水路協会 作成)

 海水浴場では、さまざまな水の流れが存在します。
 なかでも、水難事故が多発する原因となっているのが「離岸流(りがんりゅう)」です。
 
 「離岸流」とは、岸から沖に向かう流れのことです。
 流れが速く、突然発生することが多いため、海水浴中は注意が必要です。
 
 遊泳中の事故は、毎年300件前後発生しており、うち、4割の人が死亡しています。
 遊泳中の事故は重大事故ととなり合わせ。 遊泳中の事故の大半は、何らかのかたちで「離岸流」が関係しています。

 遊泳中の事故の33%が10代以下 「離岸流」は、海水浴場の水際だけでなく、港にある防波堤などのまわり、海水浴場の沖にある離岸堤のまわりなどの「海岸の構造物」のまわりにおいても発生することが知られており、重ねて注意が必要です。

 離岸流は、オリンピックの競泳選手より早い流れとなる場合があります。
 巻き込まれたときには、流れに逆らわずに、横方法に逃げてください。
 他に比べて波が立っている場所、水面のざわついたところに行かないようにしましょう。(離岸流が発生している可能性あります。)
 
もしも離岸流に流されたら・・・
 1 落ち着く(パニックにならない)
 2 誰かに合図を送る岸と並行に泳ぐ(流れのないところまで泳ぎつく)
 3 岸に向かって泳がない(流れに逆らわない)
 4 離岸流頭(流れが無くなる場所)まで流れに身を任す(波が小さいとき)
 5 離岸流を感じなくなったら岸に向かう

 離岸流による事故をふせぐために・・・
 監視員やライフセーバーから情報を得ましょう。
 1人では絶対に泳がないようにしましょう。

助けに行くときは・・・
 離岸流に巻き込まれた人を見つけたら、大声で周りに助けを求めましょう。
 泳ぎに自信がある人でも、1人で助けるのは危険です。必ず周りに応援を求めましょう。
 助けに行く人は、必ず、浮き輪やライフジャケット、サーフボードなど、浮くものを用意しましょう。

そして、緊急連絡は局番なしの118番へ!

 
 

注意しましょう!


 飲酒はダメ!
・ 海水浴での死亡事故の多くは、飲酒を原因とする事例が多く見受けられます。 ビーチで飲むビールは美味しいかもしれませんが、 飲んだら泳ぐな! ですよ。
 小さなこどもさんの保護者の方は
・ 沢山の人混みに紛れると、小さなこどもさんは保護者の方を見失ってしまいます。
  保護者を捜そうとあわてて海に出て、溺れてしまう痛ましい事故を防ぐためにも、保護者の皆さんは、こどもから目を離さないでください。
□ 津波注意報・警報が出たら、直ちに避難。
・ たとえ小さな津波であっても、ただの波とは違って大きな力を秘めています。津波注意報や警報が出たら、直ちに磯や浜から離れて、高台に避難しましょう。
           
津波をあなどるな!

 


磯遊びの注意事項


行く前に


 気象・海象を調べましょう
・ 事前にインターネットやテレビ、ラジオなどで天候をチェックしましょう。
・ 警報、注意報が発令されているときはもちろん、天候の悪化が予想されるときは、中止しましょう。
・ 潮の流れや満潮・干潮の時刻を調べておけば、安心して磯遊びができるでしょう。 
      
詳しくはこちら
 連絡手段を準備しよう
・ 携帯電話を防水パックに入れれば、水濡れ安心、浮くので水没もしません。
□ できればマリンベストも用意しましょう
・ 岩場のすぐ先の海は、急に深くなっていることも多いので、簡易の救命胴衣であるマリンベストや船舶用のライフジャケットを用意しましょう。
 直射日光を避ける帽子、濡れても大丈夫な服や靴、着替えやタオルを用意しましょう。
・ 日陰の少ない磯では日射病対策として麦わら帽などが有効です。
・ 服装はできれば目立つ色のものが良いでしょう。海に流された時でも発見されやすいのです。
・ 足場の悪い岩場はもちろん砂地でも海底には貝殻やガラス片などが落ちていることもあるので、ひも付きの運動靴が最適です。ビーチサンダルなどは怪我をしやすく危険です。
□ ゴミ袋もお忘れ無く!
・ ゴミ袋を用意しておくと、自分が出したゴミを持ち帰ったり、濡れた服を入れたりするのに便利です。
□ 水分補給のための飲み物を準備しておきましょう。
・ のどが乾いてから自動販売機を探しても磯近くに無いことも多いでしょう。水分補給の飲み物を持って行きましょう。


 こんなことに注意しましょう


□ 連絡用の携帯電話は肌身離さず
・ 潮が満ちて陸地に戻れないなど、万が一の時に備えて、その名のとおり常に防水パックに入れて携帯しておきましょう。
□ 子供さんから目を離さないで
・ 磯場は危険が一杯。足を滑らせて頭を打ったり、水際に倒れ込んだりすると命に関わります。くれぐれも子供さんから目を離さないでください。
□ 捕ってはいけない魚や貝、海草などがあります。
・ 磯や海岸沿いには、漁業権が設定されている箇所が多くあり、タコやアワビ、サザエなど、定着性の動植物を捕ると漁業権侵害として罰せられることがあるので、注意が必要です。
・ 漁業権が設定されていない海域であっても、捕ってはいけない期間や魚や貝の大きさが決められています。
  磯や海岸線に注意書きが書かれた看板が立てられていることもあります。
  地域により、若干の差違がありますので、各都道府県の水産課などにお問い合わせください。  
           
参考 : 兵庫県の場合(兵庫県観光漁業協会)
□ 小さな魚や貝は、海に返しましょう。
・ 磯は小さな魚や貝、海草が育つ場所です。小さな魚や貝は捕らないで、海に帰してあげましょう。
□ 毒を持った生物に注意しましょう。
・ イソギンチャクなど、磯には毒を持った生物も生息しています。ご注意ください。
□ 駐車違反や漁港内の施設への無断立ち入りはしないで!
・ あなたはレジャーのつもりでも、地元の人は生活の場です。駐車違反をしたり他人の土地・建物に無断立ち入りするなどの迷惑をかけないようにしましょう。
□ 複数で行動しましょう。
・ ひとりでの行動は避けて、複数で行動しましょう。互いが注意しあえば、万一、事故が発生しても助かる可能性がぐっと上がります。
□ できればマリンベストを着用しましょう。
・ 岩場そばの海は急に深くなっていることが多いのです。もしも岩場で足が滑って海中転落したら、生死の明暗を分けるのがマリンベストやライフジャケットです。
□ 波に注意しましょう。
・ 近くを船が走ったりすると、思いもよらない波が来ることがあります。足下だけではなく、周囲にも目配せをして、波に注意しましょう。
□ 津波注意報・警報が出たら、直ちに避難。
・ たとえ小さな津波であっても、ただの波とは違って大きな力を秘めています。津波注意報や警報が出たら、直ちに磯や浜から離れて、高台に避難しましょう。
           
津波をあなどるな!
□ ゴミは各自で持ち帰りましょう。
・ 綺麗な海を護るのも、あなたの心がけひとつ。自分が出したゴミは各自で持ち帰りましょう。



潮干狩り 潮干狩り 

 第五管区海上保安本部では、潮汐情報を利用して、潮干狩り情報カレンダーを作成しています。
 潮干狩り情報カレンダーでは、潮干狩りに適した潮が大きく引く(干潮)時期を知ることができます。
 また、潮干狩り以外にも 「磯遊び」 や 「海浜ビオトープ観察」 などの計画にも、ぜひご活用ください。

 なお、潮干狩りや磯遊びの際には、地震情報に十分留意してください。 地震を感じたら、津波のおそれがあるので、すぐに中止して高いところに避難してください。

詳細はこちら
 

最終更新日:2012年2月29日 17:06

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  パンフレット・リーフレット

  「トッキュー!!」 (c) 
   原作 小森陽一
   漫画 久保ミツロウ / 講談社

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 マリンレジャー安全推進室

第五管区海上保安本部
 警備救難部 救難課
  マリンレジャー安全推進室
  
  電話 078-391-6551(代)
 

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