出港前には、法定書類や備品の積み込みを確認しましょう。
船体、機関の出航前点検も忘れずに! 燃料搭載量は大丈夫ですか?
ひとりで漁船に乗るなら、ライフジャケットは常時着用しなくてはなりません。 これは、法律で決まってからというだけではなく、あなたの命を守ってくれるものですから、必ず着用しましょう。
無理のない操業計画をたてましょう。
気象や海象情報を入手して的確な判断を行い、危険と判断されたなら出港中止することも海難防止の重要なポイントです。
そのためにも、ご自身で出港中止や操業中止の基準を決めて、普段から把握しておくことが大切です。
操業予定、入港予定を家族や関係者に知らせておきましょう。
また、緊急時の連絡体制を確立しておきましょう。 漁業無線や携帯電話などを利用すると良いでしょう。
携帯電話を利用する場合、防水パックを使うと水濡れによる故障防止になりますし、水に浮くので安心して使うことができます。
常時、的確な見張りを実施していますか?
相手船が常に自船を避けてくれると思っていませんか?
見張りは船を航行させるうえで、とても大切な遵守事項です。
安全な速力で航行していますか?
海上交通ルールを守っていますか?
気象の変化に注意していますか?
操業中止基準を超えた気象、海象ではありませんか?
仲間や関係者との定時連絡を密にしていますか?
仲間の漁船の動静に留意していますか?
航行中、漁具の手入れや漁獲物の仕入れを行って、見張りがおろそかになっていませんか?
早めの衝突回避措置をとっていますか
航行する海域の浅瀬や障害物の場所を注意していますか
操船者の居眠り防止対策をとっていますか
航行中の横波や追い波に対して、注意していますか
漁獲量を把握し、バランスの良い積みつけを行っていますか
単独操業を避け、2隻以上の集団操業に心がけていますか
海中転落時に船上に上がるためのハシゴやロープの設置など、万が一に備えていますか
互いが行き会う場合は、両船とも右に舵を取って避けなければなりません。
間違っても、 「相手が避けてくれるからいい」 なんて思わないで、面倒がらずに積極的に、相手からも分かりやすい避航動作をとることが大切です。
他船の進路を横切る場合、相手を右に見る船が右に舵をとるか、速力を落として、衝突を避けなければなりません。
この場合も、相手が疑問を抱かないよう、分かり易い避航動作を取ることが大切です。
一方、他船を左に見る船は、そのときの進路・速力を保つ必要がありますが、相手船に明確な避航動作が見られないときは、ホーンを鳴らして注意喚起したり、衝突を回避するための協力動作として、右転したり、速力を落とす、停止するなどして、衝突防止につとめなければなりません。 なお、この場合、左に舵をとってはいけません。 もし、相手が右舵をとった場合、衝突のおそれが生じてしまいます。
前方を航行する船を追い越す場合、できるだけ大きな動作をとって、確実に追い越すようにしましょう。
また、追い越し後もすぐに他船の前に割り込むようなことのないように、相手と十分遠ざかってから、針路を変更するようにしてください。
一方、追い越される船の場合であっても、追い越す船との衝突を避けるため、現在の針路速力を保たなければなりません。
もし、予想しない転舵などを行ってしまうと、相手船と衝突してしまいかねません。
船を走らせる場合、前だけではなく、後ろも含め周囲を十分見張る必要があります。
あなたの船が航行中、前方にいる船が停泊中であったり、運転不自由船や操縦性能制限船、漁ろう船、帆船などの場合には、見合い関係にかかわらず、あなたの船が避けなければなりません。
運転不自由船・操縦性能制限船とは、曳航中の船や故障している船など、運動性能が低い状態の船のことで、運動性能の良い船の方が避けるのは当然のことと言えるでしょう。
また、漁ろう中の船や帆船についても自由に動けないことから、運動性能の高い動力船が避けるべきですし、相手が大型の貨物船やタンカーなどの場合にも、小型の動力船が避けなければなりません。
最終更新日:2017年11月 8日 14:28
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