海上保安庁では、船舶、航空機及び無線通信の有資格者等を対象とした採用試験を実施し、職員を採用しています。
門司分校では、この採用者に対して、海上保安官として必要な知識、技能 及び 体力を養成するため初任者の研修を行っています。
教育方針としては、海上保安庁の現場で即戦力として 活躍できるよう基礎的な知識の習得、 また、気力、体力の錬成のほか、国家公務員としての人格・ マナーの習得にも力を入れています。
また、これとは別に、既に現場で活躍している海上保安官に対して、更なる技能向上を図るための各種業務研修も行っています。
海上保安官として採用された職員は、門司分校で6か月間の研修を受けた後に現場に配属されます。
海上保安官として必要な基本的知識及び技能の習得を目指し、国際法、刑法、刑事訴訟法などの法学や海難救助、犯罪捜査、鑑識などを学びます。
また、武器操法、制圧等の訓練並びに乗船実習等の現場研修を通じて巡視船艇、航空機などの実務運用技能を習得します。
全寮制研修寮での寝食を共にした規律正しい団体生活行うことにより、自立と協調の精神を養い同僚との融和と絆を深めます。
授 業 | 訓練等 | 乗船実習 | |
法 学 | ・法学概論 ・国家公務員法 ・海上保安庁法 ・国際法 ・刑法 ・刑事訴訟法 |
・訓育 ・体育 ・制圧 ・基本動作 ・武器操法 ・救急安全法 |
国内航海 6日間 |
海上保安学 | ・海上交通
・海上環境 ・海難救助、海上防災 ・海上警備 ・海上取締 ・海上犯罪捜査 ・鑑識 ・巡視船艇、航空機運用 ・業務運用(共通) ・業務運用(科別) |
※ 業務運用(科別)を除き、基本的に授業・訓練等・乗船実習は共通です。
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海上保安学校 門司分校 総務課
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