Column Vol.06
石垣航空基地に全国9か所目となる機動救難士を配置
第十一管区
石垣航空基地に全国9か所目となる機動救難士を配置
第十一管区
平成27年4月10日、石垣航空基地に機動救難士が配置(全国9箇所目)されました。初代メンバーはアグスタ139を愛機とする福岡航空基地及び那覇航空基地の機動救難士経験者並びに新人2名の合計9名です。
石垣航空基地は沖縄本島から約400km離れた日本最南端の航空基地です。
配置からの出動件数は122件(離島間の急患輸送74件を含む)で、104名を救助しました。※平成28年3月末現在
石垣航空基地特有の業務として周辺離島からの急患搬送があり、この任務を行う場合は通常の乗組員に加え、機動救難士1名と医師1名が同乗しています。
患者の病種、容態は海難事故と同様で正に多種多様であり、子供から高齢者、内疾患から外傷、島民から観光客を問わず様々です。各離島のヘリポートにて診療所の医師や消防団から患者の引き継ぎを受け、石垣空港または宮古空港まで搬送し、待機している消防救急隊へ引き渡します。石垣航空基地発足時から43年間続く地域に根着いた業務であり、地元住民の当庁に対する期待を肌で感じています。
配置時に上席機動救難士が行った所信表明「海難事故に1つとして同じものは無く、どんな状況にも対応出来るように訓練し、日々精進したい」のとおり、日々訓練に励み、機動救難服を汗で濡らしています。
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