呉海上保安部では、令和5年2月末現在、灯台35基、灯標6基、灯浮標19基、立標5基、浮標1基の計66基の航路標識を管轄(所管)しています。
代表的なものとしては、「うさぎの島」として有名な大久野島の南端に所在し、「恋する灯台」としても認定されている大久野島灯台、大崎上島の南東端に所在する中ノ鼻灯台、倉橋島の南西約2.6kmの沖合いにある西五番之砠(にしごばんのばえ)灯標があります。
これら3基の灯台や灯標は、明治中期から末期にかけ設置され点灯を開始していますが、大久野島灯台だけは、老朽化に伴い平成4年に建て替えられ現在に至っています。
また、デザイン灯台として、管内に唯一存在する御手洗港防波堤灯台(大崎下島所在)も知名度の高い灯台です。
中ノ鼻灯台は、広島県豊田郡大崎上島町の南東端に所在する灯台。
明治時代中期の初点灯から姿を変えず、三原瀬戸の航行の安全を守り続けています。
呉海上保安部では、毎年11月1日の「灯台記念日」付近の日程で中ノ鼻灯台の一般公開を行っているほか、大崎上島町観光協会では中ノ鼻灯台でゆっくり過ごす「灯台でひとやすみ」という催しを開催しています。
ここでは、そんな中ノ鼻灯台の歴史や魅力をご紹介します。
毎年11月1日の「灯台記念日」にあわせ、中ノ鼻灯台の一般公開を実施しています。
開催日時や内容は、呉海上保安部ホームページの「お知らせ」に掲載しますので、ご確認のうえご来場ください。
↑ 過去開催時の様子
中ノ鼻灯台の下で過ごす島時間。
灯台を囲う白い塀の中で、本を読んだり、お茶をしたり、ゆっくりと過ごすことができます。
1日2組限定、要予約。
ご予約・お問い合わせは「大崎上島町観光協会(0846-65-3455)」まで!
広島県呉市倉橋町鹿島の南西方に所在する三ツ石(みついし)灯台は、昭和2年の初灯から長きにわたって安芸灘の船舶航行の安全を見守ってきました。
そんな三ツ石灯台で昭和2年から平成14年まで実際に使用していたフレネルレンズは、90年もの?の錆、緑青が…。
設置当時の姿を目指して、職員が手間暇かけて磨いていく過程をご紹介します!
↑ 平成14年までの設置状況
フレネルレンズを磨く様子はこちらから! >普段見ることの出来ない灯台の内部やレンズなどを、海上保安庁のホームページにてパノラマ画像で公開しています。
灯台の踊り場からの風景を360度パノラマ画像やVR画像で楽しむことができます。
中ノ鼻灯台の場合…(イメージ画像)
「灯台ONEタップビュー」はこちらから >