巡視船そらちは、神奈川県横浜市のジャパンマリンユナイテッド(株)鶴見工場において建造され、平成30年9月27日に竣工し、先代の「そらち」後継船として紋別海上保安部に配属され、令和5年12月に網走海上保安署へ配属替となりました。
全長72メートル、全幅10メートル、総トン数は650トンで、先代のそらちに比べて大型化が図られたほか、防災情報や安全情報を表示できる停船命令表示装置、船舶火災の消火作業や違法行為への放水警告を行う遠隔放水銃などの最新設備が備えられています。推進器にはウォータージェットを採用し、速力25ノット以上の高速航行が可能となりました。
巡視船そらちは、徹底した監視取締りの体制を取り、海上における治安の維持に対応しているほか、海難を未然に防ぎ、海で安全に過ごしていただくための海上交通の安全確保の活動も行っています。
また、海難が発生した際には、迅速に捜索、救助を行うための体制を日々整えているほか、海上における災害発生への迅速な対応、美しい海洋環境を守るための海洋環境保全活動を実施しています。