みなさんは海に行ったとき、次のようなことになったり、そのような場面に出会ったことがありますか?
 

 ・ 泳いでいる時に足がつっておぼれる

 ・ 高い波にさらわれたり、潮(しお)により沖に流される

 ・ 釣りをしている時、船や防波堤(ぼうはてい)から海に落ちる

 ・ 海辺で遊んでいて、手や足にけがをする



     
 
 
 
 おぼれた原因は、何だったのでしょうか?


 ・ 泳ぐ前に、きちんと準備運動(じゅんびうんどう)をしなかった

 ・ 体の具合が悪いのに、無理(むり)して泳いでしまった

 ・ 大人の目の届かないところで泳いでしまった

 ・ 休けい時間を取らずに泳いで、疲れてしまった

 ・ 離岸流(りがんりゅう)によって沖へ流され、海岸に戻れなくなった

 

     
 
 
 
 それでは、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?


 ・ 台風や天気が悪そうなとき、風が強い、波が高い、水の流れが速いときは、海や川に近づかない
 

 ・ 大人といっしょに行動しよう
 
 ・ 泳ぐ前の準備運動、少しでも疲れたら休けいしよう

 ・ 釣りなどをして遊ぶときは、ライフジャケットを着用しよう
 

 ・ 海や川で泳ぐときは、浮き輪などの浮く物を近くに準備して
   おきましょう

 

     
 
 
 
 おぼれている人を見つけたら、どうすれば良いのでしょうか?


 ・ あわてずに、近くの大人に助けを求める

 ・ 海なら海上保安庁の「118番」、川や池なら消防署「119番」か警察署「110番」へ電話する
 
 ・ 安全な場所から、浮くもの(ペットボトルや発泡スチロール)やロープを投げてあげよう
   →おぼれている人を助けようと、水の中に入ることは絶対にしないで!


 
   
 
 
 
 
 
 もしおぼれてしまったら、どうすれば良いのでしょうか?


 ・ あわてず落ち着いて、浮くもの(木、ペットボトル、発泡スチロールなど)やつかめる場所が近くに
   ないか探してみる

 ・ 大声を出すと、口から空気がぬけて体がしずむので、むやみに声は出さない

 ・ 服やくつの中には少し空気が入っていて、水に浮く手伝いをしてくれるから動きにくくてもぬがない。

 ・ 浮いていると、さがす人たちも見つけやすいので、無理に泳がず助けを待とう


 
     
 
 
 
   毎年全国で、マリンレジャー中の事故により、多くの子ども達が、波に引き込まれたり、深みに
  はまったりして溺れ、亡くなっています。

   水辺では、子ども達から目を離さないことが、水辺の事故を防ぐ重要な予防策なのです。
 
   子ども達を含め、自分の身は自ら守る、次の「自己救命策3つの基本」の徹底をお願いします。


 
  ≪自己救命策3つの基本≫

   1.救命胴衣(ライフジャケット)の着用
     
→水に浮くこと

   2.携帯電話携行
     
→連絡手段を持つこと

   3.海のもしもは118番

     
→救助を要請すること