◇ 業務紹介 ◇
田辺海上保安部では、『治安の確保』、『命を救う』、『青い海を守る』、『災害に備える』、『交通の安全を守る』、『海を支える』の6つのキーワードを基に業務を行っています。
以下、6つのキーワードを紹介します。
治安の確保
我が国は周囲を海に囲まれた島国です。
古くから、海を通じて多くの人や物が行き来し、漁業による海の恵みが人々を育んできました。
今日においても、我が国周辺海域では、漁業、海上輸送、レジャー、科学的調査等の活動が行われています。
これらの活動を通じて、私たちが海洋の豊かさを実感するためには、安全で安心な海の実現が必要です。
命を救う
海は、様々な活動の場所として利用されています。
しかし、その一方で、船舶の衝突・転覆等の海難事故も発生しています。
また、スキューバダイビング中に尊い人命が失われるといったマリンレジャーの痛ましい事故も発生しています。
田辺海上保安部では、海の危険性や自己救命策の確保について普及・啓発を行っています。
事故等発生の際は、巡視船艇・航空機等で救助活動を行い、尊い人命を救うことに全力を尽くしています。
青い海を守る
海は漁業、海運等の生活の場のみならず、海洋レジャー等の余暇利用の場でもあります。
このため、海は美しくきれいであり続けることが望まれます。
田辺海上保安部では、私たちの共通の財産である海を美しく保つため、「未来に残そう青い海」をスローガンに掲げ、海洋環境保全に向けた様々な取り組みを進めていきます。
災害に備える
海上における災害は、地震・津波台風などの自然災害と船舶の火災、衝突、乗揚げ、沈没等による油、有害液体物質の流出といった事故災害があります。
このような災害が発生すると、人的被害やライフラインの途絶等甚大な被害が生じ、さらには船舶交通や周辺地域の漁業、観光産業等の経済活動にも重大な影響を及ぼすことが考えられます。
田辺海上保安部では、このような災害によって発生する被害を最小限に抑えるため、資機材の整備や地域と一体となって災害対策訓練等に取り組むとともに、万一、事故が発生した場合に備えて迅速かつ適切な対応がとれるよう準備を整えています。
交通の安全を守る
我が国の周辺海域では、海上輸送活動、漁業活動、マリンレジャー等様々な活動が盛んに行われています。
ひとたび船舶海難が発生すると、尊い命や財産が失われたり、我が国の経済活動や海洋環境にも影響を及ぼすなど、その被害が甚大なものとなることもあります。
田辺海上保安部では、船舶海難を減少させるため、海上交通ルールの指導、航路標識の保守管理を通じて船舶の安全かつ円滑な航行の確保に取り組んでいます。
海を支える
田辺海上保安部では、海難防止、救助活動、広報活動等の幅広い分野で各協会等と連携しています。