◇ 地震・津波に備えて ◇
海上保安庁では、発生するおそれがあると言われる「南海トラフの巨大地震」等に備え、地元関係機関や自治体等との連携強化を図るなど、災害に対し迅速に対応するための体制を整えています。
また、大規模地震の予測に必要な基礎資料を得るため、地震発生予想海域における海底地形・地質などの調査や地殻のプレート運動を解明するため海底地殻変動観測を行なっています。
以下に紹介するのは、その一例です。
田辺海上保安部の取組み
発生するおそれがあると言われる「南海トラフの巨大地震」では、和歌山県沿岸に大津波が押し寄せ、甚大な被害をもたらすことが想定されています。
このため当部では、人命救助を最優先に、漁船・貨物船等の早期避難、迅速・的確な人命救助活動、発災後における的確な救援活動が行えるように、各救助機関、地方自治体、水難救済会等と官民連携した訓練を実施しています。
港湾、沿岸域における詳細な津波シミュレーション
海上保安庁では、東南海・南海地震による津波のシミュレーションを主要な港湾ごとに行い、船舶の避難計画作成などのために「津波防災情報図」と「津波アニメーション」を整備しています。
日本周辺海底地形図(3D)
海上保安庁海洋情報部では、これまで海上保安庁が行ってきた海底地形調査で得られたデータをコンピューター処理し、さらに専用メガネを使うことで巨大地震の震源域となっている海の底を立体的に見ることができる3D地図を作成しています。
その他 関連情報
和歌山県による巨大地震等の津波浸水・地震被害想定のお知らせを紹介します。