福徳岡ノ場の火山活動について(9月12日観測)

1.状況

9月12 日、第三管区海上保安本部羽田航空基地所属航空機により観測を実施しました。主な観測結果は以下のとおりです。

観測結果
  • 新島
     西側はほぼ変化なし。東側については海没していることを確認した。
  • 活動
     観測中の噴火は認められなかった。
  • 変色水
     福徳岡ノ場周辺に黄緑~黄褐色の変色水の分布が広く認められた。福徳岡ノ場の東北東約2kmの位置には新たに直径約2kmの独立した黄緑~黄褐色の変色水域の分布が認められた。南硫黄島の西岸~南岸の広範囲に変色水域の分布が認められた。なお、新たな変色水が確認されたことから海上保安庁では航行警報を発出し付近航行船舶に注意を呼びかけています。

2.東京工業大学理学院火山流体研究センター 野上健治教授(航空機同乗)のコメントは以下のとおりです。

  • 火口の中心からは黄緑~黄褐色の変色水域が広がっており、現在も活発な活動が継続している。
  • 福徳岡ノ場の東北東に新たに変色水域が発生している点に注意すべきである。
  • また、南硫黄島の西岸~南岸の広範囲にも変色水が発生していた。南硫黄島の西岸には今回の噴火の5年以上前から変色水が見られていたが、噴火直後(8月16日)と前回の観測(8月26日)では変色水は発生していなかった。
  • 今回の観測結果は、現在も活発な活動が継続していることを示しており、再噴火の可能性も否定できない。

当庁が実施した調査結果は、随時、海上保安庁海洋情報部HPの「海域火山データベース」にて公開しています。
Web アドレス:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/list-2.htm


詳細は福徳岡ノ場の火山活動について(9月12日観測)(PDF:556KB)から