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境海上保安部の担任水域は、隠岐諸島及び島根県出雲市から鳥取県までの海岸線とその沖合海域です。海域内に竹島が存在すること、対岸に北朝鮮が存在すること及び隠岐諸島周辺を中心とした海域が好漁場であることから、主要業務として北朝鮮及び韓国籍船舶等の監視警戒、外国漁船の監視取締り等いわゆる領海警備を行っています。また密航、密輸対策に取り組んでいます。 境海上保安部のある境港市は、鳥取県北西端の白砂青松の連なる弓ヶ浜半島の北端に位置し、南には伯耆富士と呼ばれる大山(だいせん)を望み、北には境水道と島根半島が市街を包むように東西に延び、半島の東端には、民謡「関の五本松」で名高い美保関、さらに北方約80kmの海上には歴史と景勝の地、隠岐諸島があります。境港は山陰最大の外国貿易港であるとともに日本海有数の漁業基地であり、全国屈指の水揚げ量を誇ります。 |
当保安部は治安の維持、海上交通の安全確保、海難の救助、海上防災・海洋環境の保全を基本方針として取り組んでいます。
特に人家の少ない海岸が点在する管内事情において、銃器・薬物の密輸入、外国人の不法入国事犯については、職員が「水際阻止」の重要性を認識して、情報の把握に努めるなど、地域住民に対してより一層の情報提供を呼びかけ、官民一体となった治安の維持を目指しています。
また、航路標識146基及び気象施設5基の維持管理に加え、海の安全情報により、インターネットや携帯電話を通じて海の安全に役立つ情報(気象・海象情報、海難や避難勧告などの緊急ニュース)を、一般船舶やマリンレジャーを楽しむ人々にリアルタイムで提供しています。
地方自治体・関係機関・団体・地域住民との連携を強化しつつ、行政サービスの提供を目指しています。
保 安 部 署 の 沿 革 | 地 域 の 沿 革 | |
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昭和23年 5月 広島海上保安本部境海上保安部が鳥取県境町(現境港市)花町に設置 |
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昭和25年 6月 海上保安管区制施行に伴い第八管区海上保安本部に編入(管理課、警備救難課、海事検査課、通信所) |
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昭和26年10月 境海上保安部網代分室を鳥取県岩美郡岩美町網代に設置 |
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昭和27年 8月 海事検査課を海運局に移管 |
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昭和28年 1月 境海上保安部西郷分室を島根県隠岐郡西郷町(現隠岐の島町)に設置 |
昭和28年 2月 境港重要港湾指定 |
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昭和29年 8月 網代・西郷両分室、警備救難署に昇格 |
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昭和30年 8月 網代・西郷両警備救難署を海上保安署と改称 境港航路標識事務所を境海上保安部灯台課に編入(管理課、警備救難課、灯台課、通信所) |
昭和31年 4月 境港市制施行 |
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昭和45年 3月 境港市昭和町の境港港湾合同庁舎に移転 |
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平成 4年11月 日本海西部統制通信事務所開設に伴い、境海上保安部通信所閉鎖 |
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平成10年12月 巡視船専用岸壁を移転(花町岸壁から大正町岸壁) |
平成 9年 7月 夢みなと博覧会開催 |
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平成14年 4月 境海上保安部航行援助センター設置、灯台課廃止(米子・青谷・西郷の各航路標識事務所と境海上保安部灯台課が統廃合) |
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平成15年 4月 網代海上保安署を鳥取海上保安署に改称 |
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平成16年 3月 鳥取海上保安署を鳥取市の新庁舎に移転 |
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平成17年 4月 市町村の合併に伴い管轄区域を島根県出雲市及び雲南市までに拡大 西郷海上保安署を隠岐海上保安署に改称 |
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平成19年 4月 境海上保安部交通課を設置(港長業務、航行安全業務等を警備救難課より移管)、航行援助センター廃止、次長2人体制 |