海難防止


冬季の海浜事故防止について
 
 冬期間の海は危険が一杯です。釣り等を楽しむ場合は、下記の事項を守り、事故防止をお願いします。


◆足下に注意しましょう。
 冬季の岩場や消波ブロック上は凍っていたり、雪が積もっていて、非常に危険です。
 万が一海中転落すると、滑って登る事が出来なくなることがあります。安易に消波ブロ
ックや岩場に上らないようにしましょう。


◆立入禁止場所には入らないようにしましょう。
 立入禁止の看板が掲げてある岸壁や防波堤で、釣りをしていて海中転落するという事故
が多発しているので、立入禁止場所には絶対入らないようにしましょう。

◆岸壁の際には近づかないようにしましょう。
 冬季の岸壁上は、積もった雪が岸壁際から張り出していることがあり、不用意に近づく
と海中転落する危険があります。
 また、車で岸壁上を走行する際も、岸壁際が判り難い、岸壁上の凍結によるスリップな
どで車ごと海中転落する危険があります。
 岸壁上での移動や車の運転には十分に注意し、岸壁際に近づかないようにしましょう。

◆波に注意しましょう。
 冬の日本海は、西よりの風が強く吹くことが多く、この風の影響で、波の高さが4メー
トルを超える事もあり、波の周期も予測不可能です。
 波打ち際は非常に危険ですので、近寄らないようにしましょう。

救命胴衣を着ましょう。 
 冬の海は、海水温度が10℃以下となり、海中転落した場合、海水の冷たさで体力が奪わ
れ、浮いていることが困難となり、死亡事故につながる可能性が高くなります。
 万が一の海中転落に備え、救命胴衣を着ましょう。

◆連絡手段を確保して単独行動は避けましょう。
 万が一の事故に備え、携帯電話などの連絡手段を確保し、単独行動は避け複数で行動し
お互いを確認しながら釣りを楽しみましょう。
 また、冬期間は気温が下がり、電池の機能が下がり、携帯電話の使用可能時間が短くな
ることがあるので、注意しましょう。

◆行き先と帰宅時間を家族等に知らせましょう。

 海に釣りに行く時は、必ず家族などに行き先と帰宅予定時間を知らせ、予定が変わった
場合は、必ず連絡しましょう。
 また、釣りを終えて帰るときは、帰るコールも忘れずにしましょう。

◆海のもしもは「118番」。

 海上保安庁では、海の事件・事故が起きた場合の緊急通報用電話番号を設定しています。
 この番号は、局番なしの118番です。
 もしも海で事件・事故に遭ったり、見た場合は局番なしの118番に通報してください。

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