沖縄から届け!美ら海の安全Tips
Tipsとは役立つテクニック・アドバイス。
沖縄の生活・文化を紹介しながら
海で安全に楽しく遊ぶためのアドバイスを届けます。
Vol.03 令和5年10月5日 笑顔のために サーターアンダギーと子供の事故防止 |
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沖縄の伝統菓子「サーターアンダギー」。 |
沖縄を含む全国の海では、子供連れでのマリンレジャーにおいて、以下のような事故が過去に起こってます。 ● 釣りに同伴した子供が岸壁から転落、溺水する ● 水上アスレチックの下に潜り込んで抜けられなくなり、溺水する ● 動物型などのフロート遊具に乗ったまま風に吹かれて沖へ流される ● 海水浴中にハブクラゲ等危険生物に刺される ● 海水浴中に深みにはまり、溺水する 子供が巻き込まれる事故を防ぐために、保護者に次の安全対策をお願いしています。 ■ 子供から目を離さない 子供は好奇心の塊です。 色々な物がある海や海辺では思わぬ動きをします。 また、「溺水反応」の言葉が知られますが、特に子供の場合、叫び声などもあげずに静かに溺れます。 保護者は子供から目を離さないでください。 ■ 子供・保護者ともライフジャケットを着用する 浅いところで遊んでいたはずが深みにはまる危険があります。 岩場や岸壁の陸上から海に落ちる危険もあります。 海や海辺で遊ぶとき、子供には、ライフジャケットを着用させてください。 また、溺れたり流された子供を救助しようとした大人が溺れる事故が起きてます。 保護者自身も海に入るつもりがなくとも、万一に備えてライフジャケットを着るようにしてください。 ■ 保護者も海に入るときは沖側に 保護者も一緒に海に入るときは、子供が沖に流されないよう、保護者が子供より沖側に位置するように入ってください。 また、フロート遊具で遊ぶときも、遊具が流されないようにひも等でつないだうえで、保護者が沖側で支えてください。 ■ ライフセーバーや監視員がいる海水浴場で泳ぐ 「子供から目を離さない」といっても限界があります。 周囲に監視員やライフセーバーがいれば、事故の未然防止や迅速な救助につながります。監視体制や救助体制が整った海水浴場で楽しんでください。 また、海水浴場として整備されていない自然海岸は、ハブクラゲなどの危険生物や、 Vol.02で紹介したリーフカレントにより流される危険があります。 海で遊ぶ際には、監視体制や救助体制などが整った海水浴場で楽しんでください。 ■ 最新の気象情報を入手する 風や波の急な変化が事故の原因となります。 事前の予報はもとより、こまめに気象をチェックしてください。 このほかにも、海上保安庁では遊泳や釣りなどのマリンレジャーの注意事項をホームページで公開しています。 安全対策をとっていただき、子供と笑顔で帰れるよう、マリンレジャーを楽しんでください。 笑顔といえば、サーターアンダギーが縁起物と言われる理由。 球状の生地を揚げてできた割れ目を、大きく開いた口に見立て、全体を笑顔に重ね合わせているからだそうです。 見て笑顔、食べて笑顔のサーターアンダギー。 沖縄の海で遊ぶ皆さんも、事故なく笑顔で過ごしてほしいです。 ※おことわり:サーターアンダギーは、製法によっては割れ目なくきれいなボールのようにできあがるものもあります。 割れ目のないサーターアンダギーを手にしたときは、「こいつ、笑顔じゃない!!」なんて思わずに、 そのきれいな形を見て笑顔になってください。 ■ 参考リンク先: ● 海上保安庁ホームページ「ウォーターセーフティガイド」遊泳編、 フロート遊具で楽しく遊ぶために及び 釣り編 ● 動画投稿サイトYouTube海上保安庁チャンネル 釣りを安全に楽しむために〜親子でセーフフィッシング~ (令和2年3月27日公開・第十一管区海上保安本部 製作) 【海上保安庁 第八管区】フロートの漂流に注意! (令和3年8月6日公開・第八管区海上保安本部 製作) |
ウォーターセーフティガイド 海上保安庁は、マリンアクティビティを安全に遊ぶための総合安全情報サイト「ウォーターセーフティガイド」をインターネットホームページで公開しています。 |
海の安全情報 海上保安庁は、全国の灯台等で観測した風向風速、気圧等の気象情報その他海の安全に役立つ情報を、「海の安全情報」としてインターネットホームページで公開しています。 |
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