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小型船(漁船・PB)の降雪期における係船の注意点


  冬季、富山湾では、日本海特有の北西の季節風が吹き海上模様も一段と厳しくなり、小型船を利用した海釣り等によるレジャーの機会も少なくなります。
 春から秋の釣シーズンとは異なり、冬季は、船舶と疎遠となっている所有者も多く、大雪が降ったあと「船が雪の重みで、転覆、水没」と思いがけない事故が多くあります。
 対策として、
 ・こまめな雪かき、ゴミ等による排水口(スカッパー)の詰まりの除去
 ・使用しない季節は、船体の陸揚げ
 ・係留索の強化、船体をシートで覆い保護、重量物の取り外し頻繁に船舶の係留状況
を確認しておくことが大事です。

 また、係留している船舶の雪かきを行うときは、船内は滑り易くなっていることからライフジャケットを着用し、足元に十分気をつけ除雪作業を行って下さい。
 昨年は、暖冬により降雪の被害はありませんでしたが、平成30年1月には、新湊内川・小矢部川・雨晴・石田において合計11隻の小型船舶等が大雪の影響で、転覆、浸水による水没事故が発生しております。
 伏木海上保安部HPでは、マリンレジャーに伴う事故発生状況において注意事項を掲載しておりますので事故防止の参考として下さい。


大切な命は、自分で守りましょう。自己救命索、3つの基本は・・・
1 海で遊ぶときは、いつもライフジャケットを着用しましょう
2 携帯電話を防水パックにいれるなど、連絡手段を確保しましょう。
3 海のもしもは「118番」、海で何かあったら海上保安庁へ連絡をお願いします。


【海の豆知識】七つの海について

 「七つの海」という言葉を良く耳にしますが、英語では、SEVEN SEASといいます。どこの海をさすかご存知ですか?
 これが時代や国によって違うのです。風まかせの帆船により航海した中世の頃は、南シナ海・ベンガル湾・アラビア海・ペルシャ湾・紅海・地中海・大西洋を「七つの海」と言いました。その当時は、航海の技術が現代のように優れていないため、広い太平洋や危険の多い南極、北極を航海することはできませんでした。
 そのころの海で活躍したアラビア人達は、支配していた全ての海をそのように呼んでいました。
 「七つの海」という言葉が有名になったのは、当時の英国詩人(ラジャード・キプリング:1896年:The Seven Seas)がこの言葉を使ったからなのです。現在では、南太平洋、北太平洋、南大西洋、北大西洋、インド洋、北極海、南極海の七つの海洋を指していますが、学問上や法律で定められたものではありません。
 ですから「七つの海で活躍する」といえば、「世界の海で活躍する」という広い意味になるのです。では海の広さは、どれくらいなのかご存知でしょうか?
 地球の表面積は、約5億千万平方キロメートル、そのうちの約70%にあたる3億6千万平方キロメートルが海なのです。日本海の面積と言いますと約百万平方キロメートルですから世界の海がいかに広いかがわかりますね。

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