今回は、海上保安学校についてご紹介いたします。海上保安学校では、2020年度海上保安学校学生採用試験（特別）受験者（10月1日入校生）を募集しております。

採用予定数　 ※受験案内は、海上保安庁ＨＰでご確認下さい。
・船舶運航システム過程　約260名
　 航海コース、機関コース、主計コース

受付期間
・インターネット申込み
　2020年3月27日（金）午前9時～2020年4月3日（金）
・郵送・持参申込み
　2020年3月27日（金）午前9時～2020年3月30日（月）
　郵送：2020年3月30日（月）までの通信日付印有効
　持参：2020年3月30日（月）午後5時までに提出されたもの

試験日程
・第一次試験　2020年5月10日（日）
　基礎能力試験（多岐選択式）・作文試験
・第二次試験　2020年6月3日（水）～2020年6月17日（水）
　人物試験、身体検査、身体測定、体力検査

試験地
・第一次試験　新潟市、金沢市及び松本市など全国38ヶ所
・第二次試験　新潟市など全国12ヶ所

身分及び給与
　入校と同時に国家公務員に採用となります。
　採用当初の俸給月額は、147,100円となります。

海上保安学校学生は
　採用後、海上保安学校（京都府舞鶴市）において全寮制の団体生活をし、協調性や規律の練成を図ります。
　平日は、毎朝決まった時刻に起床（06:30）し、体操、清掃、朝食を経て授業に向かい、勤務時間終了後は、夕食、入浴、自習時間、清掃の後、消灯時間に一斉に就寝（22:30）するなど規則正しい生活を送ります。勤務時間終了後は、外出（17:15～22:15）が可能です。授業終了後は、体育部活動・補課活動が行われております。

【海の豆知識】　船舶の船籍について
　私たちに戸籍があるように船舶にも、戸籍と同様の船籍があります。船舶の船尾に船名が記載されており、その下の方に外国船であれば国名を記載しております。日本船であれば都道府県名の記載があり、旗国である国旗が掲揚されております。
　 諸外国を往来し物流を担っている外国船舶には、帰属する国の国内法が適用されており帰属する領海外を航海している船舶は、1つの国が移動しているということになります。また、航空機についても同様の解釈となります。
　外国から直接、本邦に入港する外国船舶（乗組員等）については、感染症や新型感染症の本邦内への侵入を防止することを目的として検疫錨地（錨地検疫）において検疫官（新潟検疫所　富山空港出張所）が乗船し検疫が行われます。
外国から帰港する日本船舶も同様になります。
※参考　エボラ出血熱、クリミア、コンゴ出血熱、デング熱等

その他、入国審査、通関等の手続きもあります。

海上保安庁巡視船艇においても、公海上等での海難救助において外国船舶に乗船又は、同船乗組員と接触した場合は、本邦入港前に検疫を受けております。
ちなみに、伏木富山港では、富山市岩瀬沖に検疫錨地があります。