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自然災害に備える


近い将来発生が懸念されている南海トラフ巨大地震や首都直下地震、激甚化する豪雨災害等、自然災害への対策は重要性を増しております。今年の6月には、山形県沖地震が発生し、震源地付近である山形県、新潟県の県境付近では甚大な被害がありました。

これからの季節、日本列島では台風の襲来による風雨の被害に備えなければなりません。

台風の接近により激しい雨が数時間にわたって降り続き、狭い地域に数百ミリの総雨量の大雨による河川の氾濫や土砂災害等、また、沿岸部では、高潮による浸水被害の恐れがあります。

海上保安庁では、被害が海上に及ばない場合でも、自然災害が発生した場合には、政府のもと一丸となり、巡視船艇、航空機の機動力及び特殊救難隊や機動救難士等の救助技術を活用し、被災者の救出及び行方不明者等の捜索・救助に全力を注いでいます。

日頃から一人ひとりが、自然災害に備えた行動ができるよう避難所の確認は勿論のこと、あらゆる被害状況を想定した避難先までの安全なルートや連絡手段(災害伝言ダイヤル等)を確認しておくことが大切です。

また、自宅等において、停電、断水、ガスの遮断に備えた自活用非常用物品(3日程度)の準備も大切です。

 

【参 考】 

平成30年7月西日本を中心に発生した豪雨、同年9月北海道胆振東部地震での対応としては、捜索救助、負傷者等の搬送、巡視船による給水支援、支援物資の搬送、提供、停泊中の巡視船に24時間対応の電源供給ブースを設置し、携帯電話などへの給電支援を行いました。

併せて、海上輸送路の安全確保などの被災地支援を行っており、災害発生時に迅速・的確に対応するため常に出動できる体制を整えています。

 


【海の豆知識】レーダーについて
  レーダーは、船の最頂部であるマスト部に設置しており、船舶の安全航行に欠くことのできない航海支援機器であり、海上の船舶や、ブイ(航路標識)等、航行上の障害物の存在を知ることができます。
 目視しづらい、夜間や濃霧発生時の使用だけでなく、日中でも目視で見落としがちな後方斜めから接近してくる船舶(ボート)、自船の陰にある確認しづらい障害物の早期発見に役立ちます。
 レーダーは、回転するアンテナから波長の短いマイクロ波(パルス波:波長が極めて短いマイクロ波を小刻みの電気信号)を一方向へ発射し、その進行線上に航行する船舶等の物標があれば電波はそれらに反射され反射波の一部が元の位置まで帰ってきます。従って、電波を発射してから反射波が返ってくるまでの所要時間を測定し、距離に換算することにより、それぞれの物標までの正確な距離、方位を知ることができます。
帰ってきたエコーより物標までの距離と方位を周囲360度連続して表示します。

 レーダ- 3、6、12、16、24、32、48マイルレンジを使用

 沖合い 24、48マイル(約44~89km) 沿岸部3、6マイル(約5.5~11km)

【注意事項】

・ミニボートはサイズが小さいため、他の船舶から見えにくく、またレーダーにも映りにくいボートです。※ミニボートの事故防止対策を参照

 ・探知距離は、気象状況や海象により変ります。スキャナーを設置する高さにより探知距離は変ります。

 ・小型船など2隻の船がある程度接近すると1隻の船の様に映ります。  

※目視による見張りが重要

 ・レーダーには、波も映ります。波消しの機能があります。

 ・海岸線は、海図の様に映りますが、海岸線より内陸部、山の形状は映りません。

 ・出力5kw未満のレーダーは、資格不要。無線従事者免許(レーダー級若しくは、二級海上特殊無線技技士以上)無線局免許が必要

      


レーダー反射器(簡易版) 

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