【豆知識】風向、風速について
風とは?
通常、肌で感じることが多くあると思います。
また、視覚ですと、煙突から出る煙が、真っ直だったり、横に流れたり、又は、樹木の枝葉が揺れたりすると大気(空気)の動きになります。この空気の動きを「風」と呼んでいます。
風向とは? 風の吹いてくる方向であり、吹いて行く方向ではありません。たとえば、煙突の煙や雲が東から西に流れるときは、風向は、東で、東から吹いて来る東風と呼びます。
風向は、東西南北を16方位又は、8方位で表されることが一般的で、北から時計回りに測った角度を、北は0度、東は90度、南は180度、西は270度で表すこともあります。
風速とは? 空気が動いた距離(m)とそれに要した時間(秒)との比率で毎秒何m/s(second)で表します。 風は、強くなったり弱くなったり、絶えず変化して吹いていることから、風向や風速を観測する時刻の10分前の平均風速となります。
風速を測るには、風速計を用いますが、手元に風速計が無い場合には、目測で風速(風力)の見当をつける気象庁風力階級表0~12段階を用います。
ビューフォート風力階級表とも呼び、イギリス提督のビューフォートが帆船の帆の張り方によって0~13までの海洋の階級表を作ったのが始まりで、その後は、陸上や海上の状態を加筆して改良を加えられ現在に至っております。
風力 たとえば。
風力0 陸上では、まっすぐ昇る 海上では、鏡のような海面
風力3 陸上では、木の葉、細かい小枝が絶えず動く 海上では、波頭が砕け始める
風力6 陸上では、大枝が動く、電線が鳴る、傘は、さしにくい 海上では、 波の大きいものができ始める。至る所で波頭が白く泡立つ
大航海時代の帆船は、風をよむ(風を知る)ことで、安全な航海をしていました。