海難救助
　海では、船舶の衝突・転覆・座礁・火災などや、海水浴中に離岸流で沖に流されるなどのマリンレジャー中の事故も多く発生しております。
　海上保安庁では、海難の発生に備えた救助体制の充実強化、民間救助組織等との連携、協力等に努め、実際に海難が発生した場合には、迅速かつ的確な救助活動を実施し、尊い人命を救うことに尽力しています。

海難救助に特化した巡視船　救難強化巡視船　巡視船やひこ
　やひこは、救難強化巡視船として転覆船や沈没した船舶などから、潜水により遭難者を救助したり、行方不明を捜索するなどを任務としております。乗揚げ海難、火災船への対応など高度な知識・技能を必要とする海難において第九管区海上保安本部管内で唯一潜水士（７名）が配属されている巡視船です。

【海の豆知識】「数字の読み方」

　海上の船舶では、風浪の中での甲板作業、エンジンルーム内の騒音等により指示、報告などで数字を間違いなく伝えるため考えられた呼び方があります。
　海上保安庁では、数字を

１　ひと　　　４　よん　　７　なな　　　０　まる
２　ふた　　　５　ご　　　８　はち
３　さん　　　６　ろく　　９　きゅう

たとえば、１２時３０分は、　１２３０（ひと　ふた　さん　まる）　 となります。
※海軍でも使われておりました。

「無線電話」

　　言語的に困難があって国際信号書を使用するときは、施行中の国際電気通信連合の無線通信規制の原則に従うものとする。文字又は、数字は、本信号書の音声通話表によってつづる。海岸局または、船舶局を呼び出すときは、相手局の信号符号を（呼出符号）または名称を使用する。

　符号“ＤＥ”（ＤＥＬＴＡ　ＥＣＨＯ）　

　　　“ＬＯＶＥ”（ＬＩＭＡ　ＯＳＣＡＲ　ＶＩＣＴＯＲ　ＥＣＨＯ）　

 

　Ａ　Alfa       Ｇ  Golf     Ｍ  Mike           Ｓ  Sierre     Ｙ  Yankee

　Ｂ　Bravo    Ｈ  Hotel   Ｎ  November   Ｔ  Tango     Ｚ  Zulu

　Ｃ  Charlie   Ｉ  India    Ｏ  Oscar         Ｕ  Uniform

Ｄ  Delta      Ｊ  Juliett  Ｐ  Papa          Ⅴ  Victor

Ｅ  Echo       Ｋ  Kilo     Ｑ  Quebec      Ｗ  Whiskey

Ｆ  Foxtrot   Ｌ  Lima   Ｒ  Romeo       Ｘ  X-rey