業務紹介
唐津海上保安部の概要
唐津海上保安部管内は、玄界灘西部、対馬海峡東水道、壱岐水道等の海域、唐津湾・伊万里湾の湾入部等により形成されています。
これらを取り巻く環境は壱岐島をはじめ数多くの島礁・暗岩が散在する複雑な海況を呈し、海岸線の総延長は約330海里にも及びます。
また、壱岐・対馬、北九州・阪神方面と西九州経済圏とを結ぶ国内外の定期・不定期及び離島生活航路等の主要航路に当たるほか、外国船の出入・危険物取扱い施設等が立地する重要港湾「唐津港・伊万里港」を擁しています。
一方、天然礁が点在する好漁場にも恵まれ、漁船・遊漁船・プレジャーボート等と各種船舶の海上交通が輻輳する海域ともなっております。
また、沿岸部は天然の海浜等も数多く存在し、近郊から観光客が多く集まるマリンレジャー等に適した場でもあります。
しかし、これら海域は、気象・海象等の影響を受けやすく、一旦天候が悪化すると、常に危険と隣合わせの厳しい環境となります。
このため当部は、陸上及び船艇職員一丸となって、次の「海上保安庁5つの使命」を基本理念とし、内外の情勢変化を常に敏感に捉えながら「海の危機管理」の仕事を、日夜たゆまず行っています。
治安の維持
密輸・密航・密漁及び法令等の取締り、重要な原発等施設警戒、テロ対応など
海上の安全確保
航行船舶のための安全対策、航行安全に関する情報提供、海難防止指導、マリンレジャーの安全推進、灯台等航路標識の管理など
海難の救助
衝突、乗揚げ、転覆、火災、沈没船からの人命救助・捜索など
海上防災、海洋環境保全
地震・津波等災害発生時の救助・救援、油や有害危険物質の排出事故防止と対応、海洋環境の保全及び汚染監視取締りなど
国内外の関係機関との連携・協力
警察・税関・入管・消防等関係機関との連携、国境を越える犯罪防止など
担任水域
沿革・組織
沿革
- 昭和23年5月1日
- 海上保安庁発足 門司海上保安本部 唐津警備救難署発足
- 昭和25年6月1日
- 福岡海上保安部唐津警備救難署へ改称
- 昭和26年3月19日
- 三菱鉱業所建物へ救難署庁舎として入居
- 昭和28年10月1日
- 唐津海上保安部発足(警備救難署から保安部へ昇格)
- 昭和30年5月1日
- 唐津海上保安部に勝本分室設置
- 昭和37年1月1日
- 三角海上保安部 住ノ江分室を唐津海上保安部へ移管
- 昭和37年4月1日
- 勝本分室を壱岐分室(郷ノ浦)へ移転
- 昭和38年4月1日
- 唐津海上保安部住ノ江分室を三池海上保安部へ移管
- 昭和47年3月28日
- 旧三菱鉱業所庁舎から現港湾合同庁舎へ入居
- 昭和58年4月5日
- 唐津海上保安部 伊万里分室設置
- 平成7年5月19日
- 唐津海上保安部 壱岐分室 新庁舎へ移転
- 平成16年4月1日
- 伊万里分室 伊万里海上保安署へ昇格
- 平成17年4月1日
- 壱岐分室 壱岐海上保安署へ昇格
- 同
- 唐津海上保安部 航行援助センター発足
- 平成19年4月1日
- 唐津海上保安部 航行援助センター廃止、交通課設置
- 平成30年7月15日
- 現在の庁舎へ移転
組織
業務説明
管理課
総務係
保安部の総合的な窓口です。
海上保安大学校・学校の学生採用や職員採用、職員の服務・給与・福利厚生の他、施設の維持管理に関する業務などを行っています。
渉外係
海上保安業務の案内・広報および地域との連携、所属船艇への燃料・物資の調達や物品・工事の検査確認の業務などを行っています。
警備救難課
警備係
密輸・密航・密漁の取締まり、原子力発電所等の重要施設の警戒、海上環境保全に関する業務等海上における法令の励行に関する業務などを行っています。
救難係
海難救助・海難防止に関する業務、海上災害に関する業務などを行っています。
交通課
海難防止に関する業務、航行安全に関する業務、港長業務(届出、許可申請受理)、海上行事の相談、航路標識(灯台等)の保守管理、ホームページでの船舶に対する安全情報の提供、海上保安庁以外の者が航路標識を設置・管理する場合の指導・監督などを行っています。
海上保安署
当部から遠方の佐賀県伊万里市と長崎県壱岐市に出先機関として、伊万里、壱岐海上保安署が業務を行っています。
所属船艇
巡視船 / いまり
巡視艇 / やえぐも、まつかぜ、いきぐも(壱岐)、ゆみかぜ(伊万里)
所在地
唐津海上保安部
〒847-0861 佐賀県唐津市二夕子3-214-6 唐津港湾合同庁舎
Tel. 0955-74-4323
伊万里海上保安署
〒849-4256 佐賀県伊万里市山代町久原2976-31
Tel. 0955-28-3388
壱岐海上保安署
〒811-5135 長崎県壱岐市郷ノ浦町郷ノ浦648-5
Tel. 0920-47-0508