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大規模な油や有害危険物質の排出事故、船舶火災が発生した場合の被害の拡大を防ぐための迅速な対応。地震や津波などで陸路が寸断された際に欠かせない、海上からの救助・救援活動。海上保安庁では、事故災害、自然災害の発生に常に備えています。
また、海洋汚染の未然防止のため海洋汚染発生状況の把握、汚染源の特定等による新たな汚染の防止、海洋環境保全の指導・啓発活動を行い、海洋環境の保全に努めています。 |
当管区には原油、LPG、LNG、ケミカル類の基地が点在し、これらの危険物が船舶により大量に輸送されています。また、危険物積載船舶による衝突、乗揚げ等の海難は、大量の油の流出、海上火災あるいは爆発などの大きな海上災害になる恐れがあり、日頃から万全の対策を講じておく必要があります。
このため、管内11地区に所在する排出油防除に関する協議会の活動海域の広域化を推進するとともに、各自治体など関係機関との合同訓練を実施するなど、官民一体となった油防除に関する協力体制の構築に努めています。
また、大規模な自然災害が発生した場合、地方公共団体その他関係機関と密接な連携のもと巡視船艇・航空機を出動させ、被災者の救出、人員・救援物資の緊急輸送などの災害応急活動を行います。 |
当管区の海岸線は総延長6千Kmに及びその大部分が優れた自然の景勝地として自然公園に指定されています。
これらの美しい自然環境を守るため、巡視船艇・航空機により船舶からの油の違法排出、臨海工場からの汚水の違法排出、廃船・廃棄物の違法投棄といった、悪質な海洋環境事犯に対して監視取締りを強化し、海洋環境の保全に努めています。
具体的には、管区各地で活躍している海上保安協力員や各地の小中学生の協力を得て、パンフレット、リーフレットの配布や海岸漂着ゴミ分類調査を開催するほか、海洋汚染防止のための環境パネル展示や若年層に対する海洋環境保全教室などを通じ、一般市民に対する海洋環境保全思想の普及・啓発活動を積極的に推進しています。 |
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海洋環境保全推進月間
海上保安庁は、毎年、6月1日から30日までの1ヶ月間を「海洋環境保全推進月間」とし、「未来に残そう青い海」をスローガンに、海洋環境保全思想の普及・啓発活動を展開しております。
平成29年実施結果 |
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未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール
このコンクールは、平成12年から将来を担う小・中学生の子供たちへの海洋環境保全思想の普及、海上保安業務へ理解促進を目的として、毎年6月初旬から9月初旬まで、皆様からの図画を各海上保安部署で受付けています。
平成30年度 募集
平成29年度 審査結果 |
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海洋環境レポート
第七管区海上保安本部では、海洋汚染の監視・取締りを行うとともに、皆様からの通報等をもとに調査を行うことで、海洋汚染の実態を把握しています。また、海洋汚染を未然に防止するため海事・漁業関係者や一般市民の皆様に向けた取組みも実施しており、これら活動を「海洋環境レポート」として取り纏めています。
平成30年版(H29.1.1〜H29.12.31)
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海岸漂着ゴミマップ
第七管区海上保安本部では、啓発活動の一環として主に小・中学生の皆さんや海洋環境保全推進員の皆様とともに、海岸の漂着ゴミの分類調査を実施し、その結果を海岸漂着ゴミマップとして取り纏めています。
平成30年版
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