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春告魚到来

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大阪湾や播磨灘で春の風物詩となっている別名『春告魚』(はるつげうお)とも呼ばれる新子漁(新子とはイカナゴの稚魚)が去る2月23日、解禁となりました。
今年は昨年より新子の成長が早く、解禁日が早くなったものの、不漁が予想されるなかでの操業となりましたが、当日は午前6時頃から約120統に及ぶイカナゴ漁船が明石海峡の漁場に向けて一斉に繰り出しました。
新子漁は、2隻の網船と運搬船の3隻で編成(1統)され、2隻の網船が一対となって上層を回遊する新子を狙って約300メートルの漁網を曳く『機船船びき網漁』と呼ばれる漁法で、例年4月上旬を目途に日出から昼頃まで操業が行われます。漁網の末端にある袋網が一杯になると鮮度が落ちないうちに、直ぐさま運搬船で市場へと運び、競に掛けられ『くぎ煮』等に加工されます。この時季、淡路島では『くぎ煮』の甘い香りが島中に漂っています。
新子は潮目に集まる習性があり、漁はこの潮目に沿って行われ、多いときには100統を超える漁船群が明石海峡に集中するため、航路はより一層ふくそう度を増し、一段と緊張が高まります。
大阪湾海上交通センターでは、明石海峡海域の船舶交通の安全を確保するため、この漁期中は職員を増員して対応にあたり、運用管制官はレーダー、ITVカメラ、無線電話、航路しょう戒船を運用し、情報官はラジオ放送、HP等により通航船舶に操業情報の提供を行い、安全航行と安全操業を呼びかけています。




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