海上災害に迅速に対応するための体制を整えています。
(1)事故災害対策
大規模な油排出事故や船舶火災などの海上災害に対応するため、資器材の配備や合同訓練など、海上防災体制の充実に努めています。特に、サハリンUプロジェクト(石油・天然ガス開発プロジェクト)では本格生産に伴って多数の大型タンカーが宗谷海峡をはじめ北海道周辺海域を往来しているため、これらタンカーによる油排出事故に適切に対応するための体制を整えています。
排出油回収訓練
(2)自然災害対策
大規模地震や津波、火山噴火などによる自然災害に備え、自治体など関係機関と相互に連携するとともに、巡視船艇・航空機を出動させ、被災者の救出、人員、救援物資の緊急輸送、被害状況の調査などの災害応急活動を行うため、日ごろから災害に備えた体制整備や連携訓練等に努めています。
東日本大震災による行方不明者の捜索