海上保安庁 採用職員の声・9


所属職名 海上保安学校教官(機関教官室)
初研修了年月 平成16年9月
出身地 兵庫県
作成時年齢 43歳
採用時の受験資格 三級海技士(機関)

入庁前の経歴

  国立口之津海員学校から海技大学校に進学し、同校卒業後、海技免状を取得

 ハーバータグ及び旅客船の機関士として4年間乗船勤務した後、エンジンメーカーのサラリーマンとして4年間勤務

入庁の経緯

  民間船舶の機関士を辞めて、エンジンメーカーのサラリーマンに転職しましたが、全く船とは違う陸上企業の勤務スタイルに違和感を抱き、悶々とした思いで仕事をしていた時、ふと見た海上保安庁のHPで有資格者採用試験の募集がされており、少し調べてみると『海の警察・・・』、それを見た瞬間、『これだ!』と直感し、すぐさま受験手続を取り、受験したところ、めでたく採用され入庁に至りました。

現在の仕事

  私は、入庁してからの約15年間、巡視船艇の乗組員として乗船勤務し、様々な海難現場での救助や海上犯罪の取締まりに従事してきました。

 また、現職を拝命する直近は、PC型巡視艇の機関長として乗組員を束ね、主に海上犯罪取締り業務の責任者として多種多様な事案に携わってきましたが、現在は、その現場を離れ、未来の海上保安官を育成する海上保安学校に勤務し、機関教官室の教官という立場で、学生にボイラや電気実習等の授業を担当しています。

 現職は、これまでの現場仕事とは違い、接する人が主に海上保安官を目指す若くて熱い気持ちを持った学生達なので、私自身も刺激を受け、海上保安官を目指したときの気持ちに戻って、毎日、学生とともに勉強し、充実した日々を送っています。

仕事をする上で大切にしていること

 私は、仕事するうえで、常に考えて正しい努力をすることを大切にしています。

 仕事をする以上、結果が得られなければ何の意味もありません。
 結果を求め、且つスマートに結果を出すには、どのように仕事を進めれば良いのか常に考え、無駄な努力をすることなく、正しい努力をして確実に結果が出せるように心がけて仕事に取り組むようにしています。

今後の目標

  約15年間の船艇勤務を経て、現在、海上保安学校で教官職をしていますが、次回、転勤時には再度、船艇の機関長として勤務したいと考えています。

 その際は、現在、海上保安学校で育成している教え子達と乗船勤務することになるので、学校とは違った観点で若い海上保安官の育成に努め、『現場力の強化』に少しでも貢献できるように務めて行きたいと考えています。

 

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