発表日
令和7年10月10日
概要
10月14日(火曜)から11月13日(木曜)までの約1か月、JICA課題別研修「海図作製技術コース」の一環としてアジア等から参加している9名と、シンガポール海事港湾庁(MPA)の職員1名が、大分県別府港において港湾測量実習等に取り組みます。
本文
海上保安庁では本年7月から独立行政法人国際協力機構(JICA)と協力し、アジア・アフリカで水路測量に従事する若手技術者の海図作製能力向上を目的とするJICA課題別研修「海図作製技術コース」を開講しています。
研修生らは、大分県別府港において、海図を作製する上で必要となる水深、海岸の形状や灯台の位置などの情報を把握するため、海上や陸上での測量実習に取り組みます。この実習を通じて、開講以来3カ月間の講義で学んだ海図作製のための理論を実践し、必要な技術の習得を図ります。
また、実習期間中に、別府市副市長及び大分海上保安部長への表敬訪問を実施する予定です。
水路測量の技術を学んだ研修生は、帰国後、水路測量のエキスパートとして活躍し、我が国のパートナーとして、水路業務の国際的な連携強化と発展に寄与します。
港湾測量実習参加予定者
カンボジア1名、モルディブ1名、パキスタン1名、パラオ1名※2、 フィリピン1名、スリランカ1名、ベトナム1名、バングラデシュ1名、 マダガスカル1名、シンガポール1名
※2 パラオは本研修への参加は初めてです。