七つの海と五大陸の海上保安機関トップがイタリアに集結 ~「第4回世界海上保安機関長官級会合」への参加~

発表日

令和7年9月3日

概要

 9月10日から12日までの間、イタリア・ローマにおいて、世界の海上保安機関等の長官級が一堂に会し「第4回世界海上保安機関長官級会合」が開催される予定となっており、瀬口良夫海上保安庁長官が出席し、イタリア沿岸警備隊長官と共同議長を務める予定です。
 本会合では、「海上保安機能を活用した海洋状況把握(MDA)の強化」という全体テーマのもと、各国・機関から各テーマに沿った先進的な取り組みや海上保安に関するグローバルな人材育成等について発表及び議論を進める予定です。

本文

1 経緯

 地球規模の環境変化によりグローバル化する海洋を巡る諸課題に対して、地域の枠組みを超えて世界の海上保安機関等が力を結集して取り組むため、世界の海上保安機関等のトップが一堂に会する対話と協力の場として、2017年に海上保安庁と日本財団の提唱により立ち上げられたものです。
 第1回から第3回までは日本で開催され、第4回目となる今回はイタリア・ローマで開催されます。

2 開催期間・場所

期間:令和7年9月10日(水曜)~9月12日(金曜) 
場所:イタリア・ローマ

3 参加国・機関

世界約100の国・地域の海上保安機関等(※8月27日時点)

4 主な議題案

(1)先進的取組
  1. 海洋の健全性:予防から対応まで
  2. ハイブリッド脅威時代の海洋状況把握:データから意思決定へ
  3. 海洋における新たな課題に対処するための新技術とAI
  4. 海上における法執行能力
(2)海上保安国際人材育成