発表日
令和6年10月25日
概要
10月23日(水曜)及び24日(木曜)、来年9月に開催される第4回世界海上保安機関長官級会合に向けた議題の設定や各プロジェクトの進捗状況の確認等、準備を行うことを目的に「第3回世界海上保安機関実務者会合」がイタリア沿岸警備隊主催のもとオンラインで開催されました。
海上保安庁はホストであるイタリア沿岸警備隊とともに現地にて共同議長(海上保安庁:中川哲宏国際戦略官、イタリア沿岸警備隊:ジュリオ・ピロディ国際課長)を務め、世界の約70の海上保安機関等から実務者が参加しました。
本文
1. 日程概要
日時:令和6年10月23日(水曜)及び10月24日(木曜)
開催手法:オンライン形式
2. 参加機関
世界から約70の海上保安機関等(詳細は別紙参照)
3. 結果概要
(1)第4回世界海上保安機関長官級会合について
イタリア沿岸警備隊は、第4回世界海上保安機関長官級会合を令和7年9月11日(木曜)及び12日(金曜)にイタリアのローマにて開催することを発表しました。 また、第4回世界海上保安機関長官級会合で取り扱う議題を検討し、以下の内容とすることについて各国から支持されました。
・海洋の健全性及び気候変動
・AIと海洋情報把握
・脱炭素燃料
・海上法執行
(2)情報共有手法について
各国における先進的な成功事例や経験、人材育成のための有益な情報などを共有することを目的として構築されたCGGSウェブサイトについて、ウェブサイトの運営者である海上保安庁から、同サイトの更新内容の説明等を行い、CGGSウェブサイトをより活発化させていくための基盤を確立しました。
(3)会合運営ガイドラインについて
本会合において、会合運営ガイドラインについて改めて確認し、第5回世界海上保安機関長官級会合のホスト国については、第4回世界海上保安機関長官級会合において正式に決定される予定です。
(4)海上保安国際人材育成について
海上保安庁が主導してきた世界の海上保安機関等職員向けのオンラインプログラムをより効果的に継続的かつ計画的に開催するため、3年間のプログラムに関する説明及び提案、教育研究機関からの情報提供依頼を行い、今後は同プログラムを実施していくことについて各国から支持されました。
集合写真
イタリア沿岸警備隊長官(中央)挨拶
共同議長席の様子
会合の様子