発表日
令和6年6月11日
概要
海上保安庁では、令和6年5月18日(土)から24日(金)にかけて珠洲市北方沖の海底地形調査を実施しました。今回取得した海底地形と過去の海底地形を比較した結果、珠洲市北方沖の海底が最大約4m隆起していることが分かりました。
本文
海上保安庁では、令和6年5月18日(土)から24日(金)にかけて珠洲市北方沖における地形変化の有無を確認するため、測量船「天洋」による海底地形調査を実施しました。
今回取得した水深データと平成14年(2002年)に測量船「天洋」にて取得した水深データを比較した結果、珠洲市北方沖約1~4kmの海底(水深30mから90m)が、約14kmにわたって最大約4m隆起していることが明らかになりました(図1、図2)。
これは、珠洲市周辺でこれまで報告されている陸域・海域の隆起量を上回るものです。
今回確認された隆起域の一部は既知の活断層の位置と概ね一致しており、この海底地形の隆起は令和6年能登半島地震で生じたものと考えられます。さらに、これまで活動時期が明確になっていなかった断層についても、隆起が認められたことから、今回の地震で動いたと考えられます(図1)。
なお、今回の調査結果については、能登半島沖における地震を伴う断層運動の全容を明らかにするための重要な基礎資料として、大学等の研究機関に活用されることが期待され、本日開催されている地震調査委員会に報告しています。
図1 2002年と今回(2024年5月)の海底地形の変化量
図2 2002年と今回(2024年)の海底地形の比較