海上保安庁は、1948年に海上の安全と治安の確保を任務として設立され、海上における犯罪の取締り、領海警備、海難救助、環境保全、災害対応、海洋調査、船舶の航行安全等に取り組んできました。
近年ますます海を巡る問題が複雑多様化しグローバル化するなか、新たな観点や長期的な視野に立って、海上保安体制の更なる強化を図り、現場における業務遂行能力、即ち「現場力」を高めるとともに、「法の支配」の体現者たる海上保安機関の役割をしっかり果たしていきます。
また、強靭で持続可能な、そして人を大事にする組織作りを目指し、人材確保・育成、業務の効率化、やりがいの持てる職場環境への改善などの課題にも取り組んでいきます。
海上保安庁発足以来、脈々と受け継がれる「正義仁愛」の精神を改めて肝に銘じながら、日本の海の安全と秩序を守り抜き、「平和で美しく豊かな海」を次世代に継承していくべく全力を尽くします。