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  都井岬灯台
    といみさきとうだい  日本の灯台50選の一つ 九州唯一の参観灯台       
宮崎県最南端の都井岬にそびえる都井岬灯台
昭和4年に建設された屋上庭園式の美しい灯台です。
「日本の灯台50選」にも選ばれ、九州で唯一塔内を見学できる灯台として観光名所になっています。


※写真をクリックすると拡大されます。
都井岬灯台の敷地入口
平成16年3月までは、職員が24時間常駐し灯台の維持管理を行っていましたが、現在は無人化され職員の定期巡回により管理しています。
朝9時から夕刻4時30分まで、社団法人「燈光会」の委託職員が入口右側の「灯台資料館」で灯台の見学を受け付けています。
入口手前は土産物屋さんです。
空から見た都井岬灯台
塔の高さ:約15m
海面から灯火までの高さ:約255m
都井岬灯台の眼下を航行する大型船舶
都井岬沖は、「大隅海峡」東口に当たり京浜・阪神・瀬戸内海との航路が交わる海上交通の要衝で、多くの外国船舶も行き交う国際海峡です。都井岬灯台は、通航船舶にとって欠くことのできない「海のみちしるべ」です。
灯台では、風向・風速・波高の観測データとライブカメラの映像も提供しています(宮崎海上保安部のホームページ等で公開中)。
都井岬灯台と野生馬のツーショット
都井岬には100頭以上の野生馬が生息しており、灯台の構内にも頻繁に訪れます。
野生馬の親子
都井岬の野生馬は「御崎馬」(みさきうま)と呼ばれ、長野県の木曽馬や北海道の道産子などと共に日本の在来馬とも言われています。
11月1日「灯台記念日」の特別公開
毎年11月1日の「灯台記念日」には特別公開が行われ、大勢の来館者で賑わいます。
灯台までの長い階段の左右は、南国風の庭園になっています。
都井岬灯台の灯器
レンズ:3等大型レンズ(フレネル式:複数のプリズムを組み合わせることで軽量化したもの)
灯質:閃白光(Fl W 15s)15秒毎に白光1回
光度:閃光53万カンデラ
光達距離:23.5海里(約43km)
「大きいなあ。」灯台記念日でのひとコマ
レンズの直径は1メートルもあります。
昭和4年の建設当初は、最大の1等レンズを 使用していましたが、昭和20年の戦災で大破炎上したため昭和25年に3等大型レンズで復旧し現在に至っています。
「灯台記念日」の特別公開では、通常の見学では立ち入ることのできない「灯ろう」(灯器のある階)に職員が案内します。
電球と2つのレンズ
電球を挟んで2つのレンズを背中あわせに配し、30秒に1回転させることで、船舶からは15秒毎に1回光って見えます。
メタルハライド400W電球
2つの電球のうち1つは予備電球で、主電球が消灯したときに直ちに予備電球が点灯するようになっています。
灯器を乗せて回転する巨大な回転台
回転台は「水銀槽」に浮ぶ構造とすることで少ない動力で回転できるよう工夫されています。
現在は、小型の電動モーターで駆動していますが、電動化される前は、職員が人力で大きな「おもり」を一日に何度も巻き上げ、その「おもり」の下がる力を利用して回転させていました。
都井岬灯台から見る元旦の初日の出
眼下を志布志港に入港するフェリー「さんふらわあ」が航行しています。
平成22年元旦の「初日の出」での賑わい
薄明時間帯のため、まだ灯台が点灯しています。
初日の出の時間帯は、職員の立会いのもとで日出後に限り敷地内を特別開放しています。夜間の事故防止のため日出前や混雑する塔内の開放はできませんので、あらかじめご了承下さい。
詳しくは、下記にお問合わせ下さい。
宮崎海上保安部交通課(0987) 22-3264
都井岬灯台と初日の出
都井岬灯台と初日の出
都井岬灯台が位置する都井岬全景
雄大な都井岬と灯台
都井岬周辺は、野生馬や野生猿の生息地となっています。
海側の空から見た都井岬灯台
更地となっている敷地は、かつては家族官舎があり、職員家族が共に灯台の灯を守っていました。

都井岬灯台の記念額
昭和4年12月22日の初点(初めて灯ること。)
右書きの旧字体「燈臺」が歴史の古さを語ります。
平成31年3月29日に文化庁から「有形登録文化財」に指定されました。
「海の道しるべ」の案内
都井岬灯台の沿革と性能諸元が記されています。
都井岬灯台の構内にある「灯台資料館」
窓口では、灯台の見学とあわせて受付を行っています。
「灯台資料館」館内の展示物
都井岬灯台へのアクセス
●JR日南線「串間駅」〜(バス40分)〜都井岬観光ホテル前
●JR宮崎駅バスセンター〜(バス2時間40分)〜同ホテル前
   都井岬観光ホテル前〜(徒歩30分)〜都井岬灯台
●宮崎自動車道宮崎IC〜(自動車2時間)〜都井岬灯台
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