灯台のレンズが入っている部分でガラス窓から上部を「灯ろう(篭)」、その下の部屋を「灯室」といいます。
 灯台の高さは、建物の頂部までの高さではなく、平均水面(海面)から灯火の中心までの高さをいい、越前岬灯台は131メートルあります。

 灯ろうの中には、電球とフレネルレンズで構成された回転式のLB-M30型灯器があります。(30は直径30cmのレンズを意味します。)
100V-80Wのメタルハライドランプが発する光を、レンズとプリズムによって水平に発射して、約200,000cd(カンデラ、蝋燭約20万本分)の明るさの光を、21海里(かいり、1海里=1,852m)の遠方まで届けます。

 越前岬灯台の灯器は、当初4等フレネルレンズを使用していましたが、平成20年に灯塔の建て替えとともに、現在の灯器になりました。
 灯器にはレンズが2面あり、30秒間に1回転することで海上からは15秒に1回の閃光が見えます。

 灯器の内部には、電球が2個入っており、使用している電球が切れると、自動的に予備の電球に交換し、灯台が消えないようにしています。
 灯台は、敦賀海上保安部の職員が定期的に巡回し、点検しています。

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