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光の強さ(単位:カンデラ)灯台の光の強さ(光度)は、カンデラ(cd)という単位で表示されます。カンデラの国際単位系の定義は「周波数540×10の12乗Hzの単色放射を放出し、所定方向の放射強度が683分の1ワット毎ステラジアンである光源の、その方向における光度である」と記載されています。 これじゃあ、何のことかさっぱり判りません。 具体的な例を挙げると、車に使われているハロゲンランプの最高光度が1灯40,000cd程度、家庭でもっとも使用されている40W蛍光灯が約370cd前後です。これと比べて越前岬灯台の光(310,000cd)は非常に強いものだと想像がつくでしょう。 |
フレネルレンズ現在、航路標識に使用されているレンズは、大型、小型を問わず、フランスの物理学者、A.J.Fresnelが1822年に考案したものを実用化したフレネルレンズと呼ばれるものです。1枚の厚くて重い大きな凸レンズの代わりにプリズム状の複数枚のレンズを組み合わせて、同じ性能が出せるようにしたもので、薄くて軽いという特徴があり、レンズの焦点に光源を置けば、光は屈折され平行光線となって放射されます。 |
一般的な凸レンズ(左端)とフレネルレンズの断面(右端) |
レンズの等級灯台で使用しているレンズには、レンズの焦点距離の長さにより、一番大きい1等から順に6等まであり、それ以下を無等と呼んでいます。
大きな灯台は、1等レンズを使用している1等灯台、2等レンズを使用している2等灯台・・・・という呼び方があり、現存する1等灯台は5箇所あります。 犬吠埼灯台(千葉県銚子市)、室戸岬灯台(高知県室戸市)、角島灯台(山口県豊北町) 経ケ岬灯台(京都府京丹後市)、出雲日御碕灯台(島根県大社町) 特に1等レンズから3等レンズを使用している灯台を大型灯台、4等から5等レンズ使用箇所を中型灯台、6等レンズ以下使用箇所を小型灯台と区分けすることもあります。 |