瀬戸大橋直下の与島に隣接する小さな無人島が鍋島であり、この島の頂に鍋島灯台がある。 本灯台は、当時のイギリス商務省から推薦されたイギリス人技術者リチャード・ヘンリー・ブラントンにより建設されたもので明治5年11月15日に完成している。 明治期に建設された灯台は日本全国で約120基であり、今なお現存して海の安全を守っているものが66基、そのなかの1つが鍋島灯台である。150年間(令和4年時点) にも及ぶ長い年月、瀬戸内海を行き交う船舶を見守ってきた鍋島灯台は、文化遺産としても高い評価を受けており、経済産業省により「近代化産業遺産群」として認定されている。 また、文化庁により令和4年12月12日重要文化財に指定されている。