船舶自動識別装置(AIS)の利用方法


 船舶自動識別装置(AIS)の使用は、同装置の電源をONとして、出航時に航海情報を入力するだけです。

  
使用者が航海ごとに入力するもの(航海情報)
    喫水/ 積載危険物の種類/目的地/目的地到着時間

     自動的に入力されるもの(動的情報)
      緯度・経度/位置精度/時刻/対地針路/対地船速/船首方位/回頭角速度/航海ステータス

   機器取付時にのみ設定するもの(靜的情報)
        MMSI/呼出符号/船名/IMO番号/船体長さ・幅/船舶の種類/アンテナ位置

  後は、VHF(156MHz〜174MHz)の電波を使用して船舶相互および船舶・陸上局間で自動的に通信を行い情報交換を行います。 その情報によって、レーダでは島影等で見えない船舶でもAISでは画面に表示できるようになります。また相手船の行き先も表示されるため、回避時の参考となります。(概要図1参照)

 情報の交換方法は、概要図2のとおりとなります。
 また、停泊船と高速で航行している船舶では、船舶の動的情報の変化が異なるめ通信間隔が違っています。


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