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徳島県で初の津波避難訓練

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4県共同津波避難訓練 ”多数の漁船が参加”
沖合いで操業中の漁船等に避難呼びかけ

平成24年7月29日、徳島、三重、和歌山、高知の4県と沿岸65市町の主催で4県共同の津波避難訓練と県が管理する樋門、陸閘の操作訓練が実施されました。
訓練は、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード8.6の地震が発生し、気象庁が4県に「大津波」の津波警報を発表したとの想定で、それぞれの県や沿岸市町において地域の特性に応じた訓練を行うものです。
徳島県の徳島小松島港とその沖合いで実施された訓練では、徳島海上保安部のほか、徳島県、徳島県警察本部、和田島漁業協同組合、小松島漁業協同組合から100名の関係者が参加、それぞれ所属の巡視船艇、漁業取締船、警備艇のほか漁船35隻が訓練を行いました。
巡視船「よしの」は、沖合い巡回中に地震が発生、気象庁から大津波警報発令の情報を得て、徳島県の漁業取締船「つるぎ」や消防防災ヘリコプターと連携して、付近で操業中の漁船に対して、津波警報の周知と沖合い避難の呼びかけを行い、更に、水深の深い海域まで漁船を避難誘導するというものです。また、巡視艇「うずかぜ」と徳島県警察本部警備艇「なると」は、徳島小松島港を廻り、港内の船舶や岸壁にいる人たちに避難を呼びかけながら、自船も沖合いに避難する訓練を行いました。
沖合いにいた全ての漁船が、避難の呼びかけから約30分間で水深30メートルの海域まで避難を終了しました。
訓練終了後、徳島海上保安部長は「これまでにないくらいに多くの漁船が参加した。これは危機意識の現われだと思う。今回は初歩的な訓練だったのでスムーズに進行したが、今後はレベルアップを図っていきたい。」と話していました。

       



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