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刑事警察力の向上を図る

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神戸大学大学院法学研究科「大塚裕史」教授を迎えて

神戸海上保安部では、平成24年7月10日、大塚教授を迎えて、「過失の競合と監理・監督責任 -最近の最高裁判例を中心に-」と題して講演を開催しました。
講演では、過失の競合を認める判例が急増していることを踏まえ、昭和40年代以降、論じられてきた監督過失のほか、過失の同時犯について、明石花火大会歩道橋事件などの判例を中心に刑事過失の認定手続きや過失の競合を垂直的、水平的に捉えた過失認定及び不作為による過失犯の結果回避義務主体の認定にかかる思考方法等を分かりやすく講義をいただき、当部を含め近隣部署から参加した若手海上保安官、中堅海上保安官及びベテラン海上保安官約100名の聴講者は、一様に目を輝かせ熱心に耳を傾けていました。
また、参加した聴講者達は、講演終了後も、引き続き大塚教授から実務を見据えた過失認定の手法などの個人授業を受けるなど、おおいに刑事警察力の向上が図られていました。
大塚教授には、海上保安大学校の教授をされていた平成10年にも第五管区海上保安本部において、「海上交通事件における刑事過失の認定」と題して、過失成立要件とされる予見可能性と信頼の原則との関係、過失の捉え方にかかる歴史的変遷等について講義をいただき、神戸大学大学院法学研究科教授となられた以降の平成20年にも海上保安大学校において講義をいただいています。






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