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内航船ケミカルタンカーの機関故障について(堺海上保安署)

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【海難の概要及び内容】


平成24年4月12日、内航船ケミカルタンカー(総トン数199トン)が「苛性ソーダ 450トン」を積載し東播磨港(兵庫県高砂市)から阪神港堺泉北区(大阪府高石市)向け航行中、神戸沖4マイル付近海域において主機関が故障し自力航行が出来なくなりました。
同船は、緊急措置として投錨し、船舶所有者手配の業者による修理を試したところ、残念ながら機関が焼け付いており造船所に回航させることとなりました。
しかしながら、造船所に入るには積荷の「苛性ソーダ 450トン」を積載したままでは直接回航させられないことから、積荷を揚陸するために曳船の支援を受け堺泉北区に回航させることとなりました。
回航先は、関西圏でも有数の石油コンビナート基地が密集する海域で、浜寺泊地にある企業です。
13日早朝、大型危険物船の管制時間外を見計らいながら無事に着桟し、同日正午までに積荷を揚陸し香川県丸亀市向け出港することとなりました。
 
【お願いしたいこと(皆さん気をつけて)・問題点】
今回の機関故障船は、1959年に建造(船齢53年)され、未だ現役で就航している内航ケミカルタンカーであり、同種の事案を防止するには、日ごろの整備など細部まで労わりながら十分に行う必要があると思われます。
今回は、大事に至りませんでしたが、一歩間違えれば大惨事を引き起こす恐れも十分考慮されることから皆さんに安全運航を徹底していただくようお願いしたい。
 



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