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平成23年度「海洋環境保全推進月間」及び「海上環境事犯集中取締り月間」について

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6月は環境月間です。



平成23年度「海洋環境保全推進月間」及び「海上環境事犯集中取締り月間」について

海上保安庁では、環境月間である6月を『海洋環境保全推進月間』及び『海上環境事犯集中取締り月間』とし、第五管区海上保安本部においては、海洋環境保全思想の普及・啓発のための各種活動及び廃棄物不法投棄事犯等の海上環境事犯の集中的な取締りを実施します。

また、
海洋環境保全推進月間を活用し、今年度で第12回目となる「未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」への作品募集を開始します。

具体的な活動内容につきましては、各海上保安部にお問い合わせ下さい。


1.海洋環境保全推進月間〔6月1日(水)~6月30日(木)〕

◇海事・漁業関係者及びマリンレジャー愛好者を対象とした指導・啓発活動

第五管区海上保安本部管内における海洋汚染発生の確認件数は、平成22年は、28件と、最近3年間では減少傾向(平成20年;63件⇒ 平成22年;28件)にありますが、
● これを汚染原因別に見ると、油によるものが20件、油以外によるものが8件
● そのうち、作業中の初歩的ミスや不注意等が原因の海洋汚染が19件
となっております。

このため、当月間において、油の違法排出の防止を重点項目とし、海事・漁業関係者及びマリンレジャー愛好者を対象に訪船指導等を行います。

 
◇一般市民を対象とした海洋環境保全思想の普及・啓発活動

一般家庭からの生活排水や何気なく捨てられたゴミ等が海洋環境への負荷となっている現状を説明し、海洋環境保全意識の普及を図るため、小中学生等を含む地域の方々を対象とした海洋環境保全教室等を実施します。

 海洋汚染発生確認件数の推移







 
 平成23年度海洋環境保全推進ポスター
《平成23年度海洋環境保全推進ポスター》

海洋環境保全月間の期間中、第五管区海上保安本部管内府県の駅、公共施設、海事・漁業関係機関等に掲示を依頼、海洋環境保全思想の啓発を行います。

 


2.海上環境事犯集中取締り月間〔6月1日(水)~6月30日(木)〕

◇海上環境事犯集中取締りの実施

第五管区海上保安本部管内における海上環境事犯の送致件数は、平成22年は、72件(平成19年;116件、平成20年; 82件、平成21年;⇒ 104件)でありますが、そのうち、
● 船舶からのビルジ(船底にたまった油性混合物)の不法排出や海洋への船舶投棄事犯等の海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律違反が、44件(全体の約60パーセント)
● 沿岸海域に不要となった廃棄物を投棄するといった廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反が、13件(全体の約18パーセント)
となっております。

当月間においては、廃棄物の不法投棄、臨海工場からの汚水不法排出及び油・有害液体物質の不法排出等の海上環境事犯について、情報収集及び巡視船艇・航空機によるパトロールを強化し、集中的な取締りを行います。

海上環境法令違反送致件数及び送致人数の推移

 
海上環境法令別送致件数の推移
 

 

3.平成23年度大阪湾クリーン作戦 大阪湾を美しい豊かな魚庭(なにわ)の海に再生しよう!

◇第28回大阪湾クリーン作戦の実施

第五管区海上保安本部では、近畿地方整備局、地方公共団体、環境団体、海事・漁業関係者等の実施・協力機関(90機関・団体)の参加協力を得て、環境月間の6月1日~6月30日までの1ヶ月間「大阪湾クリーン作戦」を実施します。
大阪湾クリーン作戦実施・協力機関・・・別紙2参照


 
(1)目的

我が国の代表的な閉鎖性海域である大阪湾の海洋環境の保全と水質の浄化を図るため、官民の各機関・団体が連携して、ごみ・廃棄物の投棄防止を呼び掛けるとともに、海域、海岸、河川の清掃活動を実施し、広く海洋環境保全の意識の高揚・啓発を図るものです。


(2)特徴


大阪湾クリーン作戦は、昭和59年から開始され、今年度で、28回目となります。
 
【昨年度=参加人数:8,161人/ごみ回収量:約845トン】
 

「大阪湾再生行動計画」(※)による大阪湾における「浮遊・漂着・海底ごみの削減」に向けた施策の一環として、官民協働、市民参加によるごみ削減活動としても推進しています。


(※ 平成16年3月、大阪湾再生推進会議〔都市再生プロジェクト(海の再生) により関係省庁、地方自治体により構成〕では、『森・川・海のネットワークを通じて、美しく親しみやすい豊かな「魚庭(なにわ)の海」を回復し、京阪神都市圏として市民が誇りうる「大阪湾」を創造する』との目標のもとに平成25年度までの10年間を計画期間として策定されています。)


(3)活動内容

同クリーン作戦実施期間中に近畿地方整備局、各港湾管理者、各清港会、海事関係者等の実施・協力機関所属の船舶により大阪湾の浮遊ごみの回収を行います。

各実施・協力機関、住民等が協力して海岸、河川、防波堤、魚釣り場等でのごみの回収、投棄防止の呼び掛けを行います。


(4)活動予定

  各地域の取り組みを『第五管区海上保安本部ホームページ』 http://www.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/未来に残そう青い海 平成23年度大阪湾クリーン作戦活動予定」に掲載します。

クリーン作戦実施の様子












 
 平成23年度大阪湾クリーン作戦ポスター
《平成23年度大阪湾クリーン作戦ポスター》

期間中、実施・協力機関の関係事務所、阪神地区等の鉄道主要駅、公共施設、海事・漁業関係機関等に掲示を依頼しての啓発を行います。

 

4.平成23年度第12回「未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール」

◇未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクールの募集活動開始

第五管区海上保安本部では、将来を担うこどもたちに海洋環境について考える機会を与え、海洋環境保全思想の普及を図ることを目的として、小中学生を対象に『未来に残そう青い海』をテーマとした海上保安庁図画コンクールの作品募集を開始します。

同図画コンクールは、平成12年度から開始され、今年度で第12回目となります。

優秀作品については、第五管区海上保安本部による表彰式を行うほか、作品展示会の開催、海洋環境保全啓発のためのポスターや海上保安庁の印刷物に使用しての海洋環境保全思想の普及に活用します。

応募受付期間:平成23年6月1日(水)~平成23年9月16日(金) ※応募要領等 別紙参照

                                                                            
   
   平成22年度 各地での表彰伝達式 
 

  未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール入賞作品は海洋環境保全思想の普及に活用しています。

図画展示
 
神戸海洋博物館
 
 
 
神戸市立 須磨海浜水族園
 
 


 

(問い合わせ先)
第五管区海上保安本部警備救難部(指導・啓発担当)
環境防災課長 中西 弘一
TEL 078-391-6554(内線3310)

第五管区海上保安本部警備救難部(取締り担当)
刑事課長 高梨 康則
TEL 078-391-6554(内線3170)



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